愛知産業は「第28回 設計・製造ソリューション展」(DMS2017)において、3D金属積層造形システムと専用パウダーを展示する。当日には実機稼働のデモを実施する。当日はCMTアーク溶接機実機を稼働させて金属積層造形の実演を行う。
2017年6月21〜23日の3日間、東京ビッグサイトで「第28回 設計・製造ソリューション展」(以下、DMS2017)および「第21回 機械要素技術展」(以下、M-Tech 2017)が開催される。
愛知産業は溶接技術・金属加工を中心とした装置を販売・サポートする機械商社。現在、力を入れているのが3D金属積層造形システムだ。同社のDMS2017ブースでは3D金属積層造形システムと専用パウダー、M-Tech 2017ブースではアーク溶接機やスポット溶接機を展示する。
DMS2017で展示する3D金属積層造形システムについては、選択的レーザ溶融方式(SLM)、電子ビーム溶接方式(EBAM)、アーク溶接溶融法の3方式の装置を展示する。金属積層造形技術に関するコンサルティングや施工相談もブース内で無料で受け付ける。こちらは事前予約制となる。
DMS2017ブースの出展内容は以下の通りとなる。
TPS/i CMTアーク溶接機による金属積層造形については、展示会場で実際に設備を稼働させて展示する。同製品はデジタル溶接機「TPS/i」にCMT溶接パッケージを搭載した製品である。CMT方式は安定かつ高速な溶接法。同製品は従来のCMT溶接機と比較して性能が30%アップしたという。TPS/iについてはM-Tech2017でも見られる。
SLM280については静止状態の実機展示、電子ビーム溶接方式 大型金属積層造形システムについては造形サンプルのみの展示となる。
金属積層造形機専用 高品質パウダーについては実物が見られる。同製品は航空宇宙向け品質認証規格「AS9120」「AS9100」、医療向け品質認証規格「ISO 13485」を取得済。粉末内部のポロシティーを極力排除したパウダーで、ユーザーの要望に適した粒度や形状にアトマイズ(粉末化)することも可能だ。
M-Tech2017出展製品については以下の通り。こちらでは実演展示をしながら各設備を紹介していく。
会期 2017年6月21〜23日 10:00〜18:00※最終日のみ17:00終了
会場 東京ビッグサイト
東ホール ブース番号:東1 46-50
会期 2017年6月21〜23日 10:00〜18:00※最終日のみ17:00終了
会場 東京ビッグサイト
東ホール ブース番号:東4 70-54
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