グローバル研究チームを発足、顧客協創を推進してビジネス創出支援へ製造マネジメントニュース

日立製作所は、IoTプラットフォーム「Lumada」のソリューション開発を促すため、グローバル研究チーム「Insights Laboratory」を発足。社会イノベーション協創センタやテクノロジーイノベーションセンタの研究者などで構成するチームとなる。

» 2017年04月24日 09時00分 公開
[MONOist]

 日立製作所は2017年4月11日、同社のIoTプラットフォーム「Lumada」のソリューション開発を促す目的で、グローバルな研究チーム「Insights Laboratory」を発足したと発表した。

 Insights Laboratoryは、データアナリティクスや人工知能(AI)、同社の顧客協創方法論「NEXPERIENCE」を活用して、アイデア創出からシステム設計、コンセプトや価値の実証など、あらゆるフェーズで顧客協創に参画することになる。さまざまな専門分野の研究者やデザイナーが顧客と直接協創することでニーズを探り、顧客のビジネス創出や社会課題の解決を支援する考えだ。

 同研究チームは、世界に拠点を持つ「社会イノベーション協創センタ(CSI)」の研究者やデザイナーと、「テクノロジーイノベーションセンタ」でHitachi AI Technology /H、音声・画像認識、自然言語処理などの研究テーマに取り組む研究者で構成する。

 リーダーを務めるのは、日立アメリカの研究開発部門Senior Vice President兼Senior FellowのUmeshwar Dayal氏。シリコンバレーを拠点にチームを率いる。今後、IoT事業のグローバル展開を推進する「Hitachi Insight Group」と連携する方針を示している。

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