蛇の目ミシン工業は、卓上基板分割ロボットの新機種「JR3000ERT」を発売した。USBカメラを取り付けることで、PC画面上の拡大映像から切断位置を設定できるなど、正確かつ容易な基盤切断が可能になる。
蛇の目ミシン工業は2017年4月5日、卓上基板分割ロボットの新機種「JR3000ERT」を発売した。価格はオープンで、初年度の年間目標販売数を120台としている。
JR3000ERTは、基板分割ロボット「JR2000NERT」の後継機種。多機能型卓上ロボット「JR3000」シリーズに高精度スピンドルモータを搭載し、集塵システム、インジケーターなどをパッケージ化した。正確な基盤切断が容易になり、卓上ロボットのため設置スペースが削減する。今回、新たに分割可能範囲の異なる5機種をラインアップした。
オプションの基板分割専用PCソフトウェアは、同機にUSBカメラを取り付けることで、PC画面上の拡大映像から切断位置を設定できる。CADデータを基に切断経路を作成する際は、刃物径を加味して表示する。オフセット機能を用いて容易に切断位置を指定できるため、短時間で正確なプログラムが作成できる。
プログラムの記憶容量は、最大999プログラム、3万2000ポイント。DXFデータ、ガーバーデータ、JPEG画像を基に切断プログラムを作成できる。設定した稼働時間が経過すると、LEDで刃物の交換時期を告知する機能もある。
その他のオプションとして、USBカメラセット、ティーチングペンダント、2個までのモータ制御が可能な補助軸機能を用意。また、フィールドバスに対応する(CC-Link、DeviceNet、PROFIBUS)。
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