転職サービス「DODA(デューダ)」が「転職成功者の年齢調査」の結果を発表した。転職成功者の平均年齢は「32.5歳」で過去最高となった。また、転職成功者のうち35歳以上が30.2%を占めた。
インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は2017年2月20日、「転職成功者の年齢調査」の結果を発表した。
同調査は、2007年7月〜2016年12月の間にDODAエージェントサービスを利用して転職したビジネスパーソンを対象とし、そのうち約12万人の「転職年齢」を調べたものだ。
2016年下半期の「転職成功者の平均年齢」は「32.5歳」。前回調査(2016年上半期)に比べ、0.2歳上昇している。平均年齢は、調査を開始した2007年下半期には29.1歳だったが、過去10年間で3.4歳高くなり、これまでで最高となった。
男女別に見ると、男性は33.0歳で前回から0.1歳アップ。女性は29.9歳と前回より0.2歳高くなっており、男女ともに過去最高となった。2007年下半期と比べると男性は3.4歳、女性は2.3歳平均年齢が上がっている。
10の職種別では、特に以下の3職種で増加が目立った。「技術系(医療/化学)」(32.9歳/前回比+1.7歳)、「企画・管理系」(35.2歳/同+1.5歳)、「技術系(IT/通信)」(33.7歳/同+1.1歳)とそれぞれ大きく上がっている。「企画・管理系」と「技術系(IT/通信)」、さらに「営業系」(30.4歳)は、2007年下半期の調査開始以来、過去最高の平均年齢となった。
「転職成功者の年齢割合」は「25〜29歳」が35.8%と最も多い。次いで「30〜34歳」(25.1%)、「40歳以上」(16.2%)。転職成功者のうち35歳以上が30.2%を占める結果になっている。また、転職成功者数は全ての年代で増えているが、前回調査に比べ「24歳以下」が+1.3ポイント、「40歳以上」が+1.1ポイントと、特に若手層とミドル層が割合を伸ばした。
「40歳以上」の割合が増加した要因には、新規事業の立ち上げや業務変革を実施するにあたり、豊富な経験/汎用的スキルを持つミドル層を即戦力として採用したいと考える企業が増えていることにあるようだ。「24歳以下」については、新卒時から企業を選びやすい状況にある中、より希望に合う企業や仕事を探す若手層が増えていることが一因と考えられる。
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