「樹木伐採など危険な作業の仮想体験」では、林業の現場で樹木を伐採する際に、伐採の方向を間違えて樹木が作業者に向かって倒れてくる状況などを体験できる。モーションセンサーで検知した手を使って樹木を倒す(伐採するイメージ)のだが、その倒し方によって樹木の倒れる方向が変わり、自分に向かって倒れてくることもある。また、何本も樹木がある場合、樹木がぶつかり合って結果的に作業者に向かって樹木が倒れてくるような状況も体験可能だ。「死亡事故が多発している現場で、こういった危険な状況を実際に体験するわけにはいかない。命に関わる事象を体験するには、VR環境がうってつけだ」(同説明員)としている。
「住宅レイアウトのカスタマイズ」は、1990年に松下電工がショールームで公開した「VRシステムキッチン」と同様のコンテンツになる。各種収納ドアの開閉を体験したり、自身で設定した身長に合わせてキッチンテーブルの高さを調整したりできる。
また、危険作業の体験と同様に、コンロから火災事故が起きた際にどのように避難すれば延焼した火から逃れられるかといった体験も可能になっていた。
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