IoT/ARと3D CADでかなえる設計力向上――PTCジャパンDMS2016開催直前! ブース出展情報

PTCジャパンは「第27回 設計・製造ソリューション展(DMS2016)」において、3D CADとIoT/ARを中心とした製品を展示。同社ブースでは新製品や次期製品、ユーザー事例を紹介するとともに、拡張現実(AR)技術の体験コーナーも設置する。

» 2016年06月21日 06時00分 公開
[MONOist]

 2016年6月22〜24日の3日間、東京ビッグサイトで「第27回 設計・製造ソリューション展」(以下、DMS2016)が開催される。

 PTCジャパンは2015年、パラメトリック3D CAD「Creo Parametric」、ダイレクトモデリング3D CAD「Creo Elements/Direct」を中心に「Unite Technology」について紹介した他、IoTのプラットフォーム「ThingWorx」によるデジタルツイン(IoTにより取得したデータで、フィジカルの世界で製品に起こっていることを全てデジタルの世界にコピーする技術)や拡張現実(AR)を、デモを交えて日本初公開した。

 2016年のPTCジャパンは、3D CADとIoT/ARを中心とした製品を展示する。顧客の声を反映し、最新テクノロジーを取り入れた3D CAD「Creo 4.0」もプレビューとして紹介する。Creo Parametricは3Dプリンタに直接接続し、プリントすることが可能だ。その次期バージョンでは、3Dプリンタで製造するためのラティス形状を作成する機能を追加する。

「お客さまより『設計力を回復させる必要がある』というお話を時折お聞きすることがあります。導入当時にルールが有名無実化し、モデリングになってしまっている場合が見受けられます。設計力を高めるために、3D CADの持つ機能を使ったルール化を行うことがカギになります。Creo Parametricは、ルール化や設計手法を機能面でサポートすることが可能です」(同社)。

 さらに、設計開発にARがどのように役立つのか? 海外事例の紹介を交えて説明すると共に、AR体験コーナーも備える。2015年に引き続き、ThingWorxやデジタルツインを展示する他、面倒なコーディングなしに3D CADデータからARコンテンツを作成できるソリューション「Vuforia Studio Enterprise」も紹介する。同製品にはサーバやビュワーを備え、ドラッグ&ドロップでARコンテンツを作成することが可能だ。

 「IoTなどのテクノロジーの進化により、3D CADにはじまるデジタルな世界と製品などのフィジカルな世界が融合する新しい世界が誕生しています。この新しい世界への架け橋として製造業の皆さま、特に設計開発に携わる皆さまが新たなる価値創出に向けて、また、さらなる設計力強化に向けて、ご支援をさせていただきたいと思います。設計開発などの業務にどのようにIoTが役立つのか? IoTとARを組み合わせるとどのような体験価値が生まれるのか? 製造業のお客さまと一緒に長年歩んできたPTCだからこそ提案できる、デジタルとフィジカルが融合するIoT時代における今までにない全く新しいモノの見方を支援させていただきたいと考えています」(同社)。

第27回 設計・製造ソリューション展(DMS2016)

会期 2016年6月22〜24日 10:00〜18:00※最終日のみ17:00終了

会場 東京ビッグサイト

[ブース情報]PTCジャパン

東ホール ブース番号:東16-52、3小間


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