もろもろ確認したら、Generate HDLを押して構成を生成する。この際にPhoto14にもあるようにWarningが出ているが、これはQuartus IIというかQSYSの既知の問題(pll_sharing Warning Message May Appear)なので、無視して差し支えない。
HDLの生成が終わったらQuartus IIに戻ってコンパイルを行う(Photo15)。その後にはプログラミングであるが、Programmerから"Add File..."を選ぶと見慣れないファイルがあるはずだ(Photo16)。これは第9回(「MAX 10 NEEK」へソフトコアCPUを組み込む)でもちょっと触れたが、Nios II/fは有償であり、そのままでは利用できないためだ。
開発用にはOpenCore Plusベースのものが利用できるが、こちらは時間制限付きとなっている。ファイル名に“time_limited”がついているのはこのためだ。この"_time_limited"付を選ぶと、こんな警告メッセージ(Photo17)が出てくるのでOKを押して、そのままMAX 10にロードする(Photo18)。
ロードが終わるとダイアログが表示される(Photo19)が、これがTime Limitedの制約である。今はUSB Blaster経由でロードしているから、このダイアログを表示させている間はずっとNios II/fを使い続けられるという意味で、ここでCancelを押すとNios II/fが利用できなくなる。なので、Cancelを押さずに次に移る。
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