大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
弱小メーカーの域を出られなかったFlex Logix ADIが密やかに買収
2024年11月、Analog Devices(ADI)がFlex Logixを「こっそり」と買収した。両社から何もアナウンスがないというのも、なかなかに珍しい。今回は、Flex Logixがどのような会社で、どのような製品戦略をとってきたのかを、じっくり解説する。(2024/12/19)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
Arm対Qualcomm 泥沼化した特許係争はどう着地するのか
今回は、「ライセンス契約の解除通告」まで発展してしまったArm対Qualcommの特許係争と、好調なAMDにおいて唯一、懸念が残る部門の業績を取り上げる。(2024/11/21)
Intelから分離後、初の開催:
「事業見通しは明るい」 Altera CEOが自社イベントで強調
Alteraは2024年9月、Intelから分離後、初となる自社イベント「Altera Innovator’s Day」を開催した。「Agilex 3 FPGA & SoC FPGA」の詳細や、「Agilex 5 FPGA & SoC FPGA」ベースの新しい開発キットなどが発表された。(2024/10/4)
業績低迷で窮地も:
「QualcommのIntel買収」は非現実的 生き残りの道は
業績低迷に苦しむIntelをめぐり、過去最大規模のM&Aのうわさが浮上している。一部の報道によれば、QualcommがIntelに友好的な買収提案を行ったという。だが実際に契約が結ばれたとしても、規制当局が阻止する可能性は高い。さらに、アナリストの中には、投資会社からの資金投入など「Intelは生き残るすべを確保できている」と見る向きもある。(2024/9/27)
インテルはいかにしてソニーのPlayStation事業を失ったのか
米Intelが2022年にソニーの「PlayStation 6」チップの設計・製造契約を逃したことが、まだ始まったばかりの受託製造事業の構築に大きな打撃を与えたと、事情を知る3人の情報筋が明らかにした。(2024/9/18)
Altera分社化に続き:
Intelがファウンドリー事業を子会社化へ ドイツ新工場は保留
Intelは2024年9月16日(米国時間)、同社のファウンドリー事業に関する方針などを示した。Intel CEOのPat Gelsinger氏が従業員に宛てた書簡の中で言及したもの。(2024/9/17)
モノづくり総合版メルマガ 編集後記:
ドイツ新工場は望み薄?インテルの経営再建計画の行方は
たびたび遅れが報じられてきた計画ですが...(2024/9/5)
独り勝ちのNVIDIA、中国の対米規制:
2024年上半期の半導体業界を振り返る
本稿では、2024年上半期(1〜6月)の半導体業界をEE Times Japanの記事とともに振り返る。(2024/8/28)
大山聡の業界スコープ(79):
Intelの現状から学ぶべきこと
2024年8月1日、Intelの2024年第2四半期(4〜6月)決算が発表された。このところのIntelの決算からは、かつて半導体業界の王者として君臨していたころの勢いが感じられない。そこでIntelの現状を分析しながら、いろいろなことを学び取っていく。(2024/8/19)
エッジデバイスの設計期間短縮:
「国内初」Agilex 5搭載のSoM評価ボード 量産設計にも対応
マクニカは「TECHNO-FRONTIER 2024」に出展し、AlteraのFPGA「Agilex 5 FPGA & SoC Eシリーズ」を搭載したSoM(System on Module)評価ボード「Sulfur」を展示した。(2024/8/7)
「embedded world 2024」レポート:
エッジAIが本格化、「欧州最大規模」の組み込み技術展示会で見た最新トレンド
2024年4月9〜11日、欧州最大規模の組み込み技術展示会「embedded world 2024」が、ドイツ・ニュルンベルクで開催された。今回、EE Times JapanおよびEE Times Europe記者が現地で取材したレポート記事をまとめて紹介する。(2024/7/30)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
Intelの命運を託されたファウンドリー事業 24年Q1決算から読み解く
2024年4月に、IntelとAMDの決算(2024年第1四半期)が相次いで発表され、両社とも発表後に株価が大幅に下落した。理由はなぜなのか。そして、Intelの“危うい”業績から見て取れるのは、Intelの今後の成長の鍵を握っているのはIntel Foundryだということだ。(2024/5/17)
「Intel Vision 2024」にて紹介:
Intelの最新AI戦略と製品 「AIが全てのタスクを引き継ぐ時代へ」
Intelは、同社の年次イベント「Intel Vision 2024」にて、エッジからクラウドまであらゆる所でのAI(人工知能)の活用を目指す「AI Everywhere」戦略に関する製品や戦略を説明した。(2024/4/23)
電子ブックレット(組み込み開発):
新生アルテラが再誕/マイコン混載MRAMで高速読み出し
MONOistやEE Times Japanに掲載した主要な記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集した「エンジニア電子ブックレット」。今回は2024年1〜3月に公開した組み込み開発関係のニュースをまとめた「組み込み開発ニュースまとめ(2024年1〜3月)」をお送りする。(2024/4/15)
embedded world 2024:
エッジAIが至るところに 「embedded world 2024」がドイツで開幕
組み込み技術の展示会「embedded world 2024」(ドイツ・ニュルンベルク)が2023年4月9日に開幕した。企業/団体が計7ホールを埋め、組み込みシステム開発の分野における最新トレンドを紹介している。(2024/4/10)
人工知能ニュース:
AMDのザイリンクス買収は「1+1=3」のシナジー、「Ryzen AI」などで大きな成果
米国AMD本社 プレジデントのビクター・ペン氏が来日し同社のAI技術について説明。AMDのCPUやGPU、NPU、FPGAなどの幅広いハードウェア製品や、オープンソースをベースにしたソフトウェアの強みを挙げるとともに、買収したザイリンクスとのシナジーが「Ryzen AI」などで大きな成果を出していることを強調した。(2024/4/5)
マクニカと近藤電子工業が共同開発:
Alteraの「Agilex 5」デバイスを搭載した評価ボード
マクニカは、近藤電子工業と共同で、AlteraのAgilex 5デバイス搭載評価ボード「Mpression Sulfur」を開発した。Agilex 5 FPGA & SoC Eシリーズを搭載していて、SOMと豊富なインタフェースを搭載したキャリアボードをセットにした。(2024/3/29)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
組み込みの「一番根っこ」を狙うか否か 戦略が別れる小規模FPGAの現状
今回は、小規模FPGAを手掛ける各社の戦略を分析したい。とりわけInfineon TechnologiesとMicrochip Technologyはこの分野で真逆のアプローチを示していて、興味深い。(2024/3/19)
買収から9年、また元の名前で展開:
旧Altera部門の新社名は「Altera」、Intelが発表
Intelは、同社から分離したFPGAを手掛けるプログラマブル・ソリューション・グループ(PSG)事業(旧Altera部門)の社名をAlteraに決定したと発表した。今後2〜3年以内のIPOを目指している。(2024/3/1)
組み込み開発ニュース:
新生アルテラが再誕、インテルからの独立で「FPGAだけに専念できる」
インテルでFPGA製品を手掛けるPSG(Programmable Solutions Group)が、インテルからのスピンアウトによりアルテラ(Altera)として独立することを発表した。2015年のアルテラ買収から約10年間を経て、再びアルテラが独立企業としてFPGA製品を展開して行くことになる。(2024/3/1)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
Intel/UMCの12nm協業は「追い詰められた末の起死回生の一手」である
2024年1月、IntelとUMCが、12nm世代の半導体製造プラットフォーム開発で協業すると発表した。この提携は本当のところ何を意味しているのか。Intel、UMCそれぞれの背景を見ながら、深堀りして解説したい。(2024/2/15)
「COP28」を通じて考える気候危機への取り組み(後編):
「COP28」は“進展なし”だったのか? 今後の日本に求められる姿勢を考える
2023年11月末に開催された「COP28」。「具体的な進展は何も見られなかった」と評されることも多いCOP28だが、その中身は一体どのようなものだったのか。本稿ではこのCOP28の内容を振り返るとともに、日本がとるべき今後のアクションについて考察する。(2024/1/29)
リアルタイムOS列伝(42):
マイクロソフトにWindows以外のOSは無理?「Azure RTOS」は「Eclipse ThreadX」へ
IoT(モノのインターネット)市場が拡大する中で、エッジ側の機器制御で重要な役割を果たすことが期待されているリアルタイムOS(RTOS)について解説する本連載。第42回は、第4回で紹介した「Azure RTOS」がMicrosoftの手を離れて「Eclipse ThreadX」としてオープンソース化される話題を取り上げる。(2024/1/9)
EE Exclusive:
2023年の半導体業界を振り返る〜市況回復の兆し、業界再編を狙う動きも
本稿では、2023年後半となる7〜12月の出来事を、EE Times Japanの記事とともに振り返る。(2023/12/29)
FPGAポートフォリオ拡大とFPGA事業の独立:
PR:インテルが新製品の発表に加え新たな決断を下したFPGA事業の戦略とは
インテルが自社イベントでFPGA事業の最新状況と今後についてを説明。サプライチェーンに対する取り組みやローエンド向けのIntel Agilex 3 FPGAを含むIntel Agilex FPGAのポートフォリオ拡大に加え、2023年10月に発表したFPGA部門の分離・独立について詳細が語られた。新たな決断を下したFPGA事業の戦略とは?(2023/12/1)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
IntelがPSG(FPGA部門)を独立させる本当の理由
エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウオッチする連載。今回は、10月に発表されたIntelのPSG(FPGA部門)独立について考察する。(2023/11/17)
電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記:
想定内の結末? IntelのAltera分離
やはりM&Aは苦手なのでしょうか。(2023/10/10)
CEOにSandra Rivera氏が就任:
Intelが旧Altera部門を分離、数年以内にIPOへ
Intelが、FPGAを手掛けるプログラマブル・ソリューション・グループ事業を、2024年1月1日に分離すると発表した。今後2〜3年以内のIPOを目指す。(2023/10/4)
サーバ進化の技術的模索を振り返る 10年前に「ムーアの法則が終わる」と言われたときから現在まで(前編)
(2023/9/29)
Go AbekawaのGo Global!〜Lily_Tiong(前):
「PCの切り抜き帖」と「3つの願い」、私は13歳だった
グローバルに活躍するエンジニアを紹介する本連載。今回はLeapMindのLily Tiong(リリィ・ティオング)さんにお話を伺う。大家族で決して裕福ではなかったけれど、多くの愛情と教育の機会を与えられたリリーさん。そんなリリーさんが心に秘めていた3つの願いとは。(2023/3/22)
オリジナルCPUでバイナリコード入門(2):
HDLソースコードからオリジナルCPU「DL166」の内部動作を理解する
オリジナル4ビットCPUを用いてバイナリコードを学ぶ本連載。第2回はオリジナルCPU「DL166」のHDLソースコードを基に内部動作について解説する。(2023/3/14)
国内サプライチェーン構築は遠く:
危機的状況にある、米国軍向けの半導体供給体制
米国内の半導体生産能力に対する投資が不十分なことから、米国国防総省がアジアからの半導体供給を断てるようになるまでには、まだ長い年月を要する見込みだという。業界関係者やアナリストらに詳細を聞いた。(2023/2/16)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
半導体不足は2023年も好転しないと見る理由
エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウオッチする連載。半導体不足との戦いだった2022年だったが、2023年には好転するのだろうか? その見通しを紹介する。(2023/1/16)
Graphcore CEOに聞く:
クラウドAI特化のチップで手応え、超高知能AI開発も
2016年に設立された英スタートアップのGraphcoreは、データセンター/クラウドでの機械学習に特化したプロセッサIPU(Intelligence Processing Unit)の開発を手掛ける企業だ。同社のIPUは金融、医療、自動車、消費者向けインターネットサービスなど、さまざまな分野で導入されている。Graphcoreの共同設立者兼CEO(最高経営責任者)のNigel Toon氏に、Graphcoreのビジネスの現状や、次世代IPU、日本での戦略について聞いた。(2022/9/16)
CEO独占インタビュー:
「汎用FPGAの空白を埋める」、Efinixの成長戦略を聞く
FPGAはかつては2社が独占していたが、現在は60億米ドルを超えるFPGA市場のさまざまな隙間を埋めようとする企業が数多く存在する。そうした企業の1つで、近くナスダック上場も計画する成長企業EfinixのCEOに、米国EE Timesが独占インタビューを行った。(2022/9/12)
リアルタイムOS列伝(21):
デバッガベンダーの商用RTOS「embOS」は古いスタイルが故に安心して使える?
IoT(モノのインターネット)市場が拡大する中で、エッジ側の機器制御で重要な役割を果たすことが期待されているリアルタイムOS(RTOS)について解説する本連載。第21回は、デバッグツールベンダーとして知られるSEGGERの商用RTOS「embOS」を紹介する。(2022/4/6)
モノづくり総合版メルマガ 編集後記:
かつてないほど目まぐるしく変化する半導体業界
懸念ばかりが募ります。(2022/3/17)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
Intelの復活プラン
エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウオッチする連載。今回は、Intelが2022年2月17日に開催したFinancial Analyst向けのInvestor Meetingにフォーカスする。(2022/3/10)
モノづくり総合版メルマガ 編集後記:
アルテラとザイリンクスがいないFPGA業界の行く末
とがった企業が買収されて、その名前が消えていくのは寂しいですね……。(2022/2/24)
AMD、競合Xilinxの約500億ドルの買収を完了
AMDは2020年に発表した競合するXilinxの買収を完了したと発表した。株式交換による買収で総額は当初の発表より150億ドル近く上がり約500億ドル。同社はリサ・スーCEOの取締役会長就任も発表した。(2022/2/15)
「HPCで業界をリード」:
AMDによるXilinx買収で、Intelとの競争が激化
AMDが約350億米ドルでXilinxを買収することで、CPUシェア第2位のAMDとIntelとの競争が激化するとが予想される。(2022/2/8)
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック:
「FPGAの闇落ち」とルネサスのFPGA参入に思うこと
エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウオッチする連載。今回は、2021年11月の動向から、RISC-V Days Tokyo 2021 Autumnで慶応大学の天野英晴教授が語った「FPGAの闇落ち」と、昨今のFPGA事情についてお届けする。(2021/12/10)
IoTセキュリティ:
TCP/IPスタックの脆弱性「INFRA:HALT」に見る、組み込み業界の課題と対策
2021年8月に発表された制御機器で広く利用されているTCP/IPスタック「NicheStack」の脆弱性「INFRA:HALT」。この脆弱性を発見したForescoutのダニエル・ドス・サントス氏とJFrogのシャハール・メナーシュ氏の講演では、INFRA:HALTや組み込みシステムのサプライチェーンが抱えるセキュリティリスクの解説に加えて、セキュリティリスクに強い仕組み作りへの提案などが行われた。(2021/10/12)
IoTセキュリティ:
数百万の制御システムに影響も、組み込みTCP/IPスタック「NicheStack」に脆弱性
JFrogのセキュリティリサーチチームとForescout Research Labsは、制御システムに広く利用されているTCP/IPネットワークスタック「NicheStack」に14件の脆弱性を発見したと発表。リモートでのコード実行、サービス拒否、情報漏えい、TCPスプーフィング、DNSキャッシュポイズニングなどのサイバー攻撃につながる可能性がある。(2021/8/5)
通信ネットワーク分野のイノベーションを加速:
組織改革と新製品発表が示すIntelの戦略
Intelによる組織改革と関連技術の発表は、ネットワークコンポーネントおよびシステムのグローバル市場において、同社がより重要なプレーヤーを目指す戦略を示すものだ。(2021/6/30)
リアルタイムOS列伝(11):
かつて米軍に重用されたRTOS「RTEMS」、今や航空宇宙分野で揺るぎない地位に
IoT(モノのインターネット)市場が拡大する中で、エッジ側の機器制御で重要な役割を果たすことが期待されているリアルタイムOS(RTOS)について解説する本連載。第11回は、かつて米国の軍需向けで重用されてきたRTOS「RTEMS」を紹介する。現在は軍需ではなく、航空宇宙分野向けフリーRTOSの座を射止めている。(2021/6/3)
リアルタイムOS列伝(9):
欧州の車載と産業機器でガッチリシェアをつかむRTOS「ERIKA Enterprise」
IoT(モノのインターネット)市場が拡大する中で、エッジ側の機器制御で重要な役割を果たすことが期待されているリアルタイムOS(RTOS)について解説する本連載。第8回は、欧州を中心に車載や産業機器などの分野でガッチリとシェアをつかんでいるRTOS「ERIKA Enterprise」を取り上げる。(2021/3/31)
EE Exclusive:
「Intel Outside」、成功させるには
(2021/2/26)
コロナ禍で勝機を見いだす分野も:
半導体業界 2021年に注目すべき10の動向
2021年の半導体/エレクトロニクス業界において、注目しておきたい10の動向を挙げる。(2021/1/29)
コロナ禍と進む分断:
2020年の半導体業界を振り返る
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中で猛威をふるい、その影響が多方面に及んだ2020年。半導体/エレクトロニクス業界にとっては、COVID-19の他にも、米中ハイテク戦争というもう一つの懸念を抱えたままの1年となりました。この2020年を、EE Times Japanに掲載した記事とともに振り返ります。(2020/12/25)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。