2つのProjectの両方とも「Clean Project」を指定してクリアにした後で、ddr3_nios_bspのプロジェクトを右クリック、“ Nios II ”→“ Generate BSP”を指定してBSPの再構築を行う(Photo24)。
これが済んだらまずddr3_nios_bspをビルドし、次にddr3_niosをビルドする。完成するとWarningが1つ出るが、これは無問題(Photo25)。Run Configurationで設定を行ったら実行する。問題なければこんな具合に実行が始まる(Photo26)。問題が無ければ、WriteとRead/Verifyが21秒で完了するはずだ。
さて、ここまではサンプルにある「ddr3_test」そのままである。これをNiosII/eに切り替えるとどの位遅くなるか、をちょっと試してみた。
手順は簡単で、QSYSのプロパティ画面(先のPhoto14だ)でNios II/eに切り替え、QSYSでGenerate HDL → Quartus IIでコンパイル → Programmerで書き込み(今度は_time_limitedの付かないddr3_nios.sofを指定する) → EclipseでBSPの生成 → プロジェクト再構築 → 実行、という流れである。
結果はご覧の通り(Photo27)で、60秒とNios II/fに比べて3倍近い時間がかかっている。次回はこのあたりをもう少し試してみたい。
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