STLデータ(KochCurve)と閉じた多様体(KochCurve001)を選択し、右クリック→「表示切り替え」と選択するか、左クリック後スペースキーを押すことで、非表示にできます。右クリック→「削除」と選択するか、左クリック後Deleteキーを押して、削除しても構いません。図11はソリッド化されたデータを表示したものです。後は、ブーリアン演算などのモデル加工が可能です。
FreeCADはSTEPファイルをエクスポートできるので、ソリッド化した後、使い慣れた3次元CADにデータを渡して作業を行うといったように、FreeCADをSTLデータのトランスレータとしても良いかもしれません。参考までに、今までの結果のFreeCADファイル(KochCurve.FCStd)はこちらのリンクからダウンロードできます。
なお、STLデータは単位を持っていません。従って、FreeCADの単位系はあらかじめSTLデータを生成した単位系に合わせてから作業を行ってください(例えば、mm単位を用いるCADで生成されたSTLデータでは、FreeCADの単位系もmmに設定)。
伊藤孝宏(いとう・たかひろ)
1960年生。小型モーターメーカーのエンジニア。博士(工学)。専門は流体工学、音・振動工学。現在は、LabVIEWを使って、音不良の計測・診断ソフト、特性自動検査装置などの開発を行っている。
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