連載
» 2015年12月07日 11時24分 公開

5ドルのコンピュータ「Raspberry Pi Zero」初期設定とベンチマーク(3/3 ページ)

[作倉瑞歩,MONOist]
前のページへ 1|2|3       

ベンチマークテスト

 一通り設定が終了したので、実際どの程度の実力を持つのか、ベンチマークテストを取ってみることにする。ここでは「UnixBench 5.1.3」を使ってみよう。まずはUnixBench 5.1.3を以下の手順でインストールする。

$ wget http://byte-unixbench.googlecode.com/files/UnixBench5.1.3.tgz
$ tar zxvf UnixBench5.1.3.tgz 
$ cd UnixBench
$ make
UnixBenchのインストール

 makeが終わったら、「/.Run」と入力してベンチマークテストを走らせる。Raspberry Pi 2 Model Bとの比較は以下の通りだ。

System Benchmarks Index Values Raspberry Pi Zero Raspberry Pi 2
Dhrystone 2 using register variables 207.3 257.0
Double-Precision Whetstone 63.4 79.2
Excel Throughput 57.9 80.3
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 113.0 187.4
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 83.8 127.1
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 191.2 334.2
Pipe Throughput 156.4 143.0
Pipe-based Context Switching 56.7 85.4
Process Creation 50.6 39.5
Shell Scripts (1 concurrent) 123.3 282.6
Shell Scripts (8 concurrent) 110.7 543.1
System Call Overhead 315.8 271.1
System Benchmarks Index Score 108.5 171.4
Raspbery Pi 2 Model Bとのベンチマーク結果 Raspberry Pi 2 Model Bとのベンチマーク結果

 一番上に表示されている「System Benchmarks Index Score」は総合評価。Pi Zeroは健闘しているものだと思う。sort、od、grep、tee、wcコマンドやパイプ、リダイレクトを使ったテキスト処理を繰り返すテストである「Shell Scripts (1 concurrent)」と、これと同じ処理を8個並列に実行する「Shell Scripts (8 concurrent)」では差が開いているが、CPU性能からいって仕方ないかなと思える。

 整数演算処理の性能を見る「Dhrystone 2 using register variables」、浮動小数点演算処理の性能を見る「Double-Precision Whetstone」については、随分と肉薄している。つまりPi Zeroは、低価格でも十分に使える性能を持ったコンピュータだ、ということだ。

 以上これまでざっとPi Zeroについてみてきたわけだが、いかがだっただろうか。これだけの性能を持つマシンを、5ドルという価格で登場させたRaspberry Pi Foundationには敬意を表したくなる。これを使って次は何をしようか、楽しみがつきないコンピュータだ。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.