コンテックは、24時間連続稼働を想定し、標準サイズPCIボード3枚を実装できる拡張性を備えたスリムタイプのFAコンピュータ「VPC-1600」シリーズを発売した。高い信頼性に加え、長期の保守・供給が可能だ。
コンテックは2015年11月17日、24時間連続稼働を想定した高性能スリムタイプのFAコンピュータ「VPC-1600」シリーズを出荷開始した。
VPC-1600シリーズは、同社のFAコンピュータ「VPC-1500」シリーズの後継機となる。外形・機能面での互換性を保ちつつ、低消費電力版CPU、Q87チップセットを標準で搭載し、高い演算処理・描画能力を備えた。CPUは第四世代Intel Core iシリーズに対応し、標準サイズPCIボード3枚を実装できる。また、ミラーリング(RAID1)に対応しており、用途に合わせたミラーリング構築が可能だ。搭載インタフェースもDVI-I、DisplayPort、1000BASE-T、USB3.0/2.0と豊富で、周辺機器を自在に拡張できる。
用途に合わせてCPUやメモリ容量、OSなどが選択できる受注生産方式のカスタムモデルが用意されており、ホットスワップ(活線挿抜)対応のハードウェアRAIDを選択すれば24時間連続稼働のシステムが可能になるという。
シャーシは組み込みに適しており、放熱特性や稼働中の防振対策に配慮して設計されている。メンテナンス性も高く、フロントパネルがネジなしで着脱可能なので、HDや空冷ファンなどの寿命部品を簡単に交換できる。また、ウオッチドッグタイマやリモートリセット、ハードウェアモニターなどのハードウェアRAS機能を標準搭載。信頼性を高めている。
同社はアフターサービスとして、最長7年にわたり故障部品の交換をする「オンサイト保守サービス」を有料で提供している。
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