デュアルコアで省電力なIntel Core i7 610E 2.53GHz・DDR3 SDRAM 4GBを採用。演算能力は従来製品と比べて約2.5倍と高速化している。ストレージにはCFastカードを採用した。
コンテックは2014年7月29日、Intel Core i7プロセッサ610E CPUを搭載した薄型のファンレス組み込みコンピュータ「ボックスコンピュータBX961」シリーズを開発・発売したと発表した。
BX961シリーズは、デュアルコアで省電力なIntel Core i7 610E 2.53GHz・DDR3 SDRAM 4GBを採用。2コア4スレッドの並列処理に対応し、通信・制御・HMIなど複数アプリケーションの安定した同時並行処理が可能となっている。また、GPUを一体化したことで、演算能力が同社従来製品「BX960」シリーズと比べて約2.5倍と高速化している。
さらに、厚みは44mmと省スペースな薄型筐体で、ファンレスとなっている。VESA規格100mm×100mm、200mm×200mmにも取り付けできる他(取り付け金具は別売)、BX960と寸法が同じで、既存システムとの置き換えも簡単だ。
ストレージにはCFastカードを採用。SATAインタフェースによる高速転送で、高品質動画の読み込みや大容量データの保存など、負荷の高いデータ転送にも対応している。OSシステム用とは別にCFastカードスロットを装備し、メンテナンス用やシステムログ・収集データ用として運用できる。また、スピンドルレス設計のため、保守点検の業務量を削減できる。
他に、2つの1000BASE-T、4つのUSB2.0、シリアル(RS-232C)、2.5インチSATAスロット、Line-OUTなどの多彩な拡張インタフェースを装備。DVI-I、DVI-Dも各1つあり、デジタル出力(DVI)2画面表示が可能となっている。
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