セルフテスト機能を強化した、小型・軽量の自動体外式除細動器を発売医療機器ニュース

日本光電工業は、セルフテストの機能を強化した、小型・軽量の自動体外式除細動器「AED−3100カルジオライフ」を発売した。同社従来品に比べ、本体の体積を40%、重さを15%低減している。

» 2015年11月11日 08時00分 公開
[MONOist]

 日本光電工業は2015年10月22日、セルフテストの機能を強化した、小型・軽量の自動体外式除細動器「AED−3100カルジオライフ」を発売した。

 AED−3100カルジオライフは、同社従来品に比べて本体の体積を40%、重さを15%低減している。使用環境は−5〜50℃の温度範囲に対応し、IP55の防塵(じん)・防水性能も備えた。

 さらに、セルフテストの機能を強化。電極パッドの使用期限やバッテリー残量などを毎日あるいは毎月のセルフテストで確認し、アラームで通知する機能に加え、新たに電極パッドの断線やスピーカの状態のテストを追加した。同社従来品に比べ、ステータスインジケーターのサイズを30%大きくしたことで、セルフテストの結果を容易に確認できる。

 電極パッドは、色分けした電極パッドに対応したパッド装着指示ランプにより、操作性が向上している。救急車搭載型除細動器やマニュアル型除細動器にもそのまま接続でき、心肺蘇生後、最短8秒で解析・充電(200J)を完了するため、心肺蘇生の中断が短く、より早期の電気ショックを可能にした。

 他に、AEDの状態を集中管理する、AEDリモート監視システム「AED Linkage」を搭載。同機能により、毎日/毎月のセルフテスト結果や電極パッド、バッテリーなどの消耗品の交換を通知するなど、ユーザーによる日常点検を支援するという。

 価格は、キャリングバッグを含む本体が39万8000円、バッテリーパックが3万6000円、使い捨てパッドが9800円(全て税別)。サイズは、幅206×高さ97×奥行き252mmとなっている。

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