「マツダ越 KOERU」は「魂動デザイン」が進化、生命感とともに品格も表現 : フランクフルトモーターショー2015 (2/2 ページ)
マツダ越 KOERUはの外形寸法は全長4600×全幅1900×全高1500mmで、ホイールベースは2700mm。同社の中型クロスオーバーSUVである「CX-5」は、外形寸法が全長4540×全幅1840×全高1705mmで、ホイールベースは2700mmなのでかなり近いサイズだ。パワートレインについては、SKYACTIVの全面採用をうたっているだけなので、数年後に正式発表する次世代CX-5を示唆するコンセプトモデルである可能性もある。
「マツダ越 KOERU」(左)と現行の「CX-5」(右)の外観比較(クリックで拡大) 出典:マツダ
ただし、全高で約200mmの差があるので、5ドアハッチバックとSUVの中間のような、新カテゴリーの車両のコンセプトカーと見ることもできる。
当初、マツダ越 KOERUについては、大型SUVである「CX-9」のフルモデルチェンジ時期に近いことから、新型CX-9のコンセプトモデルという見方が強かった(関連記事:マツダのコンセプトカー「越(KOERU)」は「既存の概念や枠組みを越える」 )。しかしCX-9は、外形寸法が全長5071×全幅1936×全高1734mm、ホイールベースが2835mmと、マツダ越 KOERUよりはるかに大きい。
「魂動デザイン」は足し算ではなく引き算
車両デザインを通して、「デザイン」の意味や価値を考えていく本連載。第1回はマツダの「魂動(こどう)デザイン」を取り上げる。「CX-5」と「アテンザ」の“大幅改良”から、魂動デザインが目指すものが見えてきた。
「NDロードスター」は「魂動デザイン」のセンター中のセンター
2012年2月発売の「CX-5」以降、「アテンザ」、「アクセラ」、「デミオ」と新世代商品の販売が好調なマツダ。その商品力を支えるデザインテーマ「魂動(こどう)−Soul of Motion」を生み出した、同社執行役員 デザイン本部長の前田育男氏に、魂動デザインを導入した意図や、今後のマツダデザインの方向性について聞いた。
新型「マツダ ロードスター」のデザインは魂動と融合、初代と同じ完全新規開発
マツダは、オープンスポーツカー「マツダ ロードスター」の新モデルを初公開した。ロードスターらしさとデザインテーマ「魂動(こどう)−Soul of Motion」を融合。初代モデルと同様に完全新規開発の車両となっている。
「マツダ跳」は野生動物が跳躍するイメージ、小排気量クリーンディーゼル搭載
マツダは、「第84回ジュネーブ国際モーターショー」に出展する次世代コンパクトカーのコンセプトモデル「マツダ跳(HAZUMI)」を公開した。その名称は、コンパクトなボディから弾けるようなエネルギーを発し、野生動物のように勢いよく跳躍するイメージが基になっている。
マツダのコンセプトカー「越(KOERU)」は「既存の概念や枠組みを越える」
マツダは2015年8月7日、「フランクフルトモーターショー2015」(一般公開日:9月17〜27日)において、スポーティーで洗練されたスタイリングおよび走りをもつクロスオーバーSUVのコンセプトモデル「マツダ越KOERU」を世界初公開すると発表した。
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