三菱電機は、CC-Link IE接続に対応するFA製品107機種を7月31日から順次発売する。通信の定時性を確保しながら、リアルタイムでデータ収集できるようになる。
三菱電機は2015年7月2日、CC-Link IE接続に対応するFA製品107機種(容量・電圧クラス別)を7月31日から順次発売すると発表した。
CC−Link IEは、イーサネットベースの産業用オープンネットワークの通信規格。CC−Link IEインタフェースを標準搭載することにより、1つのネットワークで一般I/O制御、モーション機能、安全通信機能に対応できるため、システムを簡素化してTCO(Total Cost of Ownership)を削減できるという利点がある。
今回発売されるFA製品群は、1Gbps高速通信を採用したCC-Link IEに対応。通信の定時性を確保しながら、リアルタイムでデータ収集が可能に。また、CC−Link IE接続対応のFA製品は、制御用のサイクリック通信と生産現場など各種情報用のトランジェント通信という2つの通信方式に対応することで、高い制御パフォーマンスを維持しながら、サイズの大きいデータ通信が可能になった。
さらにプロトコルがネットワークのステータス情報を常時収集するようになるため、ネットワーク全体の状態を監視できるようになり、トラブル発生時にも異常個所を特定して早期復旧が期待できるようになる。加えて、イーサネットの専門知識がなくても簡単にネットワーク設定ができるように、マスター局へのパラメーター一括設定を可能にした。
三菱電機はCC-Link IE接続に対応のFA製品を107機種に拡充したことで、今後はより自由度の高いシステムを構築できるようになるとうたっている。
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