最後に、3Dプリンタ初心者の筆者がダヴィンチ Jr. 1.0を使っていて戸惑ったポイントとその解決策を共有します。
対処:Zオフセットを調整する
まだプラットフォームテープを削ってしまう、フィラメントが出てこないという場合には、さらに数値を増加させてみてください。逆に、プリントノズルが上に行き過ぎて、フィラメントが造形テーブルに定着しないという場合には、数値を減少させてみてください。
ちなみに、筆者環境では「1.9mm」に設定し、安定して動くようになりました。
対処:フィラメントのアンロードおよびロードを行う
フィラメントの出力確認は、[フィラメントのロード]にて行います。
対処:サポート材を設定する
3Dモデルの形状で宙に浮く部分がある場合、サポート材を入れる必要があります。3W形式のファイルを書き出す際に、[サポート]の項目にチェックを入れることで、サポート材が付加された3Dデータが生成されます(図16)。
今回は、3Dデータが3Dプリントされるまでの流れの確認と、Kinect for Windowsを用いた3Dスキャンの方法、スキャンデータの修正、3Dプリント出力の大まかな手順を紹介しました。次回は、Kinectを使った3Dスキャンのより詳細な解説を行います。お楽しみに! (次回に続く)
注:本連載は、個人でモノづくりを楽しむための解説記事となります。対象物を3Dスキャン&3Dプリントされる際は、全てにおいて自己責任で行ってください。万が一問題が発生した場合、筆者および当社は一切責任を持ちませんのでご注意ください。
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