VSNが発表した「業界別に見るビジネスパーソンの意識調査」から、他業界と比べて製造業で働くビジネスパーソンは、勤務先の福利厚生について「充実している」と感じていることが明らかになった。
人材サービスを手掛けるVSNは2015年5月19日、「業界別に見るビジネスパーソンの意識調査」の結果を発表した。20〜40代のビジネスパーソンに仕事に関するさまざまな質問を投げ掛け、サーピス・レジャー業、飲食業、医療業など、業界別に集計して傾向を調べている。
同調査ではまず、女性が活躍できている業界を調査。「女性社員が活躍できている」と感じる回答者が多かったのは、「医療業」(72.0%)、「広告代理業」(60.0%)、「旅行業」(54.0%)の順ということが分かった。
続いて、「お金」と「会社や世の中に貢献できる仕事」のどちらをより重視しているかと質問してみたところ、後者を重視していると答えた割合が最も高かったのは「広告代理業」(26.4%)となった。「出版・印刷関連業」(21.0%)、「放送業」(20.9%)なども「会社や世の中に貢献できる仕事」を重視する傾向が強くなっている。
製造業が上位に入ったのは、福利厚生について尋ねた質問。勤務先の福利厚生について充実しているとした回答者が多かったのは、「鉄鋼業」(44.8%)、「金融業・保険業」(43.8%)、「製造業(自動車・輸送機器)」(40.2%)、「農業・林業・漁業・鉱業」(39.3%)、「製造業(AV家電・電気機械・コンピュータ)」(38.1%)となった。福利厚生について、他業界と比べて製造業で働く回答者の満足度が高い結果となっている。
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