日本IBMは、IDAJの受託解析事業に、IBMのクラウドサーバサービス「SoftLayer」が活用されたことを発表した。
日本IBMは2015年5月11日、IDAJの受託解析事業に、IBMのクラウドサーバサービス「SoftLayer」が活用されたことを発表した。SoftLayerはクラウド内で物理サーバを構築可能だ。従来のクラウドサーバサービスのような仮想サーバではCAEなど高度な演算処理をした場合、十分なパフォーマンスを得にくいという課題があった。物理サーバが構築できることで、演算処理の際のパフォーマンスのゆらぎの発生が抑えられ、リアルな物理サーバと同等のパフォーマンスを実現するという。
IDAJは流体解析や最適化のソフトウェアなどを提供するITベンダーで、受託解析やコンサルティングも行う。同社はSoftLayerの物理サーバを解析業務ごとに最適なシステム環境に構築している。同社では受託業務の繁忙期に社内サーバで対応しきれない場合などにクラウドサーバを活用し、ビジネス規模の拡大と柔軟なシステム運用体制を進めていくとのことだ。
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