クラウドサービス「SoftLayer」で、新たなオプションとしてInfiniBandネットワークテクノロジーを提供する。これにより、システム間のデータスループットが高速になり、CAEなど、従来HPCに関連付けられていた業務をクラウドへ移行できる。
IBMは2014年7月30日、クラウド型のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)を強化したと発表した。これにより、ビッグデータ分析やCAEなど、コンピューティング機能を集約して利用する分野で、クラウドが活用しやすくなる。
同社のクラウドサービス「SoftLayer」では、新たなオプションとして業界標準のInfiniBandネットワークテクノロジーを提供する。これにより、システム間のデータスループットが高速になり、従来HPCに関連付けられていた業務をクラウドへ移行できる。
InfiniBandは、コンピューティングノード間で最大56Gbpsの高速転送ができる業界標準のネットワークアーキテクチャ。ベアメタルサーバや最大数百台のコンピューティングノードを持つプライベートサーバクラスタ間の待ち時間を短縮できるため、大量のデータを迅速かつ効率的に管理できる。
また、既存のPCIバスおよび他のスイッチファブリックやI/Oソリューションより総合的に優れた機能を持つため、信頼性、可用性、保守性が向上する。SoftLayerでの提供開始は2014年の第3四半期の予定。
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