MotorAIは、JSOLの社内カンパニーであるJMAGビジネスカンパニーとパートナー契約を締結した。今回の提携により、MotorAIの設計エージェントが、JSOLの電磁界解析ソフトウェア「JMAG-Designer」を自動操作するシステムを開発する。
MotorAIは2025年12月3日、JSOLの社内カンパニーであるJMAGビジネスカンパニーと、MotorAIの設計エージェントがJSOLの電磁界解析ソフトウェア「JMAG-Designer」(以下、JMAG)を自動操作するシステムの開発および共同マーケティングに関するパートナー契約を締結したと発表した。
自動車の電動化や産業機械のスマート化を背景に、モーター市場は急速に拡大している。一方、ソフトウェア投資の拡大によりハードウェア設計への投資は相対的に縮小しており、限られた設計リソースで高度化/多様化する技術要求に対応することが、開発現場の大きな課題となっている。
MotorAIが開発する設計エージェントは、過去の知見や理論を参照し、アイデアを図面化し、商用ソフトウェアを自律的に実行して検証する自律型の設計システムである。個人のスキルに依存しない高度な設計プロセスの実現を目指している。
MotorAIは、ダイキン工業や三菱重工業などの主要メーカーと先行して実行可能性検証(PoC)に取り組んでおり、設計時間の短縮や設計工程の効率化において成果を上げているという。
今回のパートナーシップは、国内外のモーター設計現場で定評のあるJMAGとの公式連携により、MotorAIが提供するモーター設計エージェントの実用性、解析品質、市場浸透力を強化することを目的としている。既存の設計フローを変更することなく、使い慣れたJMAGをAI(人工知能)が自動操作することで、現場への適用をスムーズに進めるとともに、従来と同等水準の解析精度と品質を確保する。
MotorAIは、JMAGを自動操作するシステムを開発し、顧客に提供することでモーター設計検証の高速化を実現する。JSOLは、システム開発およびサービス提供に必要な範囲でJMAGの技術情報をMotorAIに提供する。
両社は今回の契約を通じて、JMAGを活用したモーター設計エージェントの高度化を推進し、設計者が解析工程を意識することなく、創造的な意思決定に集中できる環境の実現を目指す。MotorAIは今回の連携を踏まえ、設計エージェントの商用提供を2026年4月に開始する予定である。
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