プロメテック・ソフトウェアのクラウドCAEサービス「Prometech Cloud」が、「2025年度グッドデザイン賞」を受賞した。高性能コンピュータを手元のPCから活用できる設計が評価された。
プロメテック・ソフトウェアは2025年11月11日、クラウドCAEサービス「Prometech Cloud」が「2025年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。手元のPCから高性能コンピュータ(HPC)解析をすぐに利用でき、製造業の開発現場を支援する。
同サービスは、ITの専門知識や大規模な設備投資を必要とせず、常に整備されたHPC環境を提供する。ワンストップで問題解決するサポート窓口を用意し、利用者をIT管理業務から解放する。また、チームメンバー間で解析結果の画面を共有、操作できるため、オンライン環境での非言語コミュニケーションが進み、開発効率が向上する。
審査委員は、HPCの普及を促進し、日本の製造業の競争力を支えるデザインであるとPrometech Cloudを評価した。同サービスは、GPUリソースの不足やスーパーコンピュータの利用に対するハードルをクラウド環境で解決するものだ。また、独自のサービスメニュー構成とワンストップのサポート体制によって、導入初日から利用できる即時性も評価された。
同社はPrometech Cloudで、「すぐに導入できる」「必要な時に、必要なだけ利用できる」「IT管理から解放される」という3つの体験価値を提供することで、開発現場のHPC活用を支援する。
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