SCSKは、グループ会社のアライドエンジニアリングが開発するCAEソフト「ADVENTURECluster」について、タイ市場での展開に向け、電通総研と販売代理店契約を締結した。
SCSKは2025年9月4日、グループ会社のアライドエンジニアリングが開発する国産CAEソフトウェア「ADVENTURECluster」の販売拡大に向けて、電通総研とタイ市場限定での販売代理店契約を締結したと発表した。
今後、タイにおいて製造業向けに豊富な実績を持つ電通総研の現地法人であるDENTSU SOKEN(THAILAND)(以下、電通総研タイ)が、ADVENTUREClusterの販売および技術サポートを担う。現地密着の体制により、設計/解析技術者を支援する高品質なサービスの提供を目指す。
ADVENTUREClusterは、SCSKが20年以上にわたり自動車などの国内製造業向けに提供してきたCAEソフトウェアで、物理的な試作や実験をコンピュータ上で再現、可視化することで、製品品質の向上や開発期間の短縮、コスト削減に貢献してきた。
現在、日本の製造業約1万1000社の海外現地法人のうち、約8割がアジアに進出しており、特にタイには自動車や電気分野を中心に1000社以上が拠点を構えている。SCSKは、日本市場で蓄積したCAEの知見や実績を活用し、現地商習慣に精通した電通総研タイとの協業により、日系企業やローカル企業が直面する人材不足や開発コストの課題解決を図る。
SCSKにとって、今回の取り組みはCAE事業のグローバル展開の第一歩に位置付けられ、今後は成長著しいアジア市場を中心に展開を進める方針だ。
タイ市場においては、電通総研タイが有する140社超の製造業顧客基盤や、現地の意思決定プロセスへの理解を生かし、迅速かつ確実な市場参入を実現する。また、同社は10年以上にわたりCAE分野での販売/サポート実績を有し、現地スタッフによる技術サポートも提供する。
SCSKと電通総研は、タイ市場での導入実績を積み重ね、CAE分野における協業を拡大していく方針だ。ADVENTUREClusterのプレゼンス向上を図り、5年後には年間売上高3億円を目指す。
(※)本記事は制作段階で生成系AIを利用していますが文責は編集部に帰属します(ITmedia AI倫理ポリシー)。
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