3Dモデルデータの読み込み、スライス処理、印刷設定、3Dプリンタへのデータ転送などを行うには、ダヴィンチシリーズと同じく専用ソフトウェア「XYZware」をPCにインストールして使用する。
ダヴィンチ Jr. 1.0の本体には、PCとUSBケーブル接続するためのUSBポートの他、SDメモリーカードインタフェース(SDHCサポート、最大16Gバイトまで)がある。標準で4GバイトのSDメモリーカードが付属しており、本体に挿して使用する。SDメモリーカードは、PCからのデータ転送時にバッファとして機能するため、必ず挿し込んだ状態で使用しなければならない。なお、このSDメモリーカードにスライス処理後のデータを保存しておけば、PCレスでの出力も可能だという。
フィラメントは、ダヴィンチシリーズでおなじみのカートリッジ式ではなく、ロール式を採用する。これも本体サイズの小型化のためだろう。ダヴィンチ Jr.専用PLAフィラメントは重量600gで税込み価格3280円。カラーは当初「クリア」のみだが、その他のカラーバリエーションも順次発売される予定だという。カートリッジ式ではICチップを用いていたが、ダヴィンチ Jr. 1.0では、NFCタグをフィラメントロールに装着することで、本体との認証、フィラメントの種類および残量の管理を行う。
ダヴィンチ Jr. 1.0は、家電量販店、ECサイト、同社Webサイトおよび販売代理店を通じて販売される。製品には本体の他、ガイドチューブ、クリーニングワイヤー×5、USBケーブル、プラットフォームテープ×3、フィラメントリール、クリーニングブラシ、スクレーパ−、SDメモリーカード(8Gバイト)、電源アダプター、電源ケーブル、付属フィラメント(クリア、300g)が同梱されている。
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