イズミシステム設計は、「建築・建材展2015」において、オートデスクの建築用3次元CAD「Autodesk Revit」のBIM(ビルディングインフォメーションモデル)を用いて国土交通省監修基準の空調負荷を計算できる「STABRO 負荷計算 for Revit」を展示した。
イズミシステム設計は、「建築・建材展2015」(2015年3月3〜6日、東京ビッグサイト)において、オートデスクの建築用3次元CAD「Autodesk Revit(以下、Revit)」のBIM(ビルディングインフォメーションモデル)を用いて国土交通省監修基準の空調負荷を計算できる「STABRO 負荷計算 for Revit」を展示した。
イズミシステム設計は、建築設備設計基準の計算ツールとして「STABRO」を展開している。STABROシリーズの最新製品となるSTABRO 負荷計算 for Revitは、Revitに標準搭載のASHRAE基準の冷暖房負荷計算に替えて、Revit上での国土交通省基準の空調負荷計算が行える。
STABRO 負荷計算 for Revitをインストールすると、Revitのツールバーに「STABRO I/F」が加わる。建築データを読み込んだ状態で、STABRO I/Fのツールバー内の「計算開始」ボタンを押すと、STABROが呼び出され、その建築データについて、国土交通省監修基準の空調負荷計算を行う。
計算結果の調整などはSTABRO側で行った後、RevitのSTABRO I/Fツールバーの「結果取込」ボタンを押すと、計算結果が反映される仕組みだ。
同社は、「環境・防災へのBIMイノベーション」をうたった製品展開に注力する方針で、STABRO 負荷計算 for Revitは2015年1月に発売した第1弾製品となる。今後は、省エネルギー計算サポートソフト「A-repo2」、建築防災ソフト「DiPS避難安全検証」といった製品をBIMと連携させられるようにするとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.