キヤノンMJのグループ企業キヤノンITソリューションズは、建築系3次元CADソフト「Vectorworks」の国内販売を行うA&Aを買収すると発表した。
キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)のグループ企業であるキヤノンITソリューションズ(以下、キヤノンITS)は2014年6月12日、エーアンドエー(以下、A&A)を買収したことを発表した。同年6月30日までにA&Aの全株式を取得する。
米国Nemetschek Vectorworksが開発した3次元CADソフト「Vectorworks」は、建築・意匠系分野における3次元CADソフト市場において、多くの実績を持つ。今回、このVectorworksのローカライズおよび国内販売を行うA&Aを買収することで、キヤノンMJグル―プとして、建築系CADの取り扱い強化を図る狙いだ。
キヤノンITSでは、エンジニアリングソリューション領域において、機械系3次元CADビジネスを推進してきた(関連記事:「MREAL」と「3Dプリンタ」がモノづくりを加速――キヤノンMJ、3Dソリューション事業を展開)。今回の買収により、Vectorworksをラインアップに加えることで、MRシステム「MREALや、3Dプリンタをはじめとした3D関連製品を組み合わせ、関連ビジネスを拡大していく方針だ。
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