パナソニック溶接システムは、アーク溶接用ロボットマニピュレーター「TMシリーズ」にミドルアームの1600?を追加した。種類が増えたことにより、さらに生産ラインを自由に構築できるという。
パナソニック溶接システムは2015年2月20日、アーク溶接ロボットマニピュレーター TMシリーズの「ミドルアームタイプ TM-1600」を出荷開始したと発表した。
TMシリーズには従来、スタンダードタイプ(1400mm)、ショートアームタイプ(1100mm)、ロングアームタイプ(1800mm)がラインアップされていた。今回発売のミドルアームタイプ(1600mm)を加え、4種類となる。
自動車業界をはじめ、生産コスト低減や、生産性・溶接品質の向上などが求められている。市場で要望の高い1600?リーチを加えることで、生産現場に最適なサイズのロボットを選べるようにしたという。
新開発の高剛性アーム構造に、駆動モーター容量・減速機定格をアップさせることで、基本軸最大速度が従来機と比べて123%向上。これにより、タクトタイムを短縮して生産性向上につながるとのことだ。
独自の旋回構造でロボットの周囲との干渉も低減した。溶接ワイヤ用コンジットの不要な動きを抑制することで安定したワイヤ送給が可能になり、溶接品質が向上するとしている。
希望小売価格はオープン(税別)。月間生産台数は50台としている。
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