マツダは新開発の小型SUV「CX-3」を発表。クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV」と新デザインテーマ「魂動-Soul of Motion」を全面採用した“新世代商品”の第5弾となる。クリーンディーゼル専用車となるCX-3には、マツダが今後もクリーンディーゼルエンジン市場の拡大に注力していく姿勢が反映された。
マツダは2015年2月27日、東京都内で会見を開き、新開発の小型SUV「CX-3」を同日より販売開始すると発表した。CX-3は、2012年2月に発売されたSUV「CX-5」からスタートする、マツダの新世代技術「SKYACTIV」と新デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面採用した“新世代商品”の第5弾となる(関連記事:「CX-3」はクリーンディーゼル専用車に、全高は1550mmで機械式立駐に対応 )。会見では、CX-3の開発コンセプトとともに、マツダのクリーンディーゼル市場への拡大に向けた意気込みが語られた。
CX-3の外形寸法は、全長4275×全幅1765×全高1550mmで、マツダの新世代商品の中ではデミオとCX-5の中間に位置する車両サイズだ。会見に登壇したCX-3の開発主査を務める冨山道雄氏は、「一般的なカテゴリー分けでは、CX-3は小型SUVになるだろう。しかし、そういった既存のクルマのカテゴリーに当てはめて開発したわけではない。ゼロベースから考え、これからの時代にもっとも最適なライフスタイルを提供できるクルマとすることにチャレンジした」と語る。
ではCX-3はどういった狙いの新型車なのか。冨山氏は「次の時代のスタンダードを創造する」という開発コンセプトを明かすとともに、その狙いについて「市場にはワゴン、ミニバン、セダンなどさまざまなのクルマが登場している。しかし、こうしたクルマのカテゴリが既成概念として、クルマの使い方やユーザーのライフスタイルを規制しているように感じる。CX-3はその既成概念を覆し、あらゆるシーンで創造的なライフスタイルをサポートするクルマ」と説明する。
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