ゼネテックは、ヤマザキマザック製工作機械ユーザーを対象に、オフラインソリューション「CamLink」と、Mastercamの加工データをマザトロール言語に変換・出力できる「Mastercam to MAZATROL」を発売した。
ゼネテックは2015年1月15日、ヤマザキマザック製工作機械ユーザーを対象に、オフラインソリューション「CamLink」と、Mastercamの加工データをマザトロール言語に変換・出力できる「Mastercam to MAZATROL」を発売した。マシニング系・旋盤系・複合加工機系の各制御機に対応し、両製品を併用することで、Mastercamで作成した加工データのマザトロール言語への変換・出力から編集・通信までが可能となる。
今回発売されたCamLinkは、ヤマザキマザック製工作機械に搭載されているCNC装置「MAZATROL」の環境をパソコン上で表現できるもの。操作盤を直接操作しなくても、パソコン上で対話プログラムの作成・編集・データ通信ができる。DXFデータや3次元CAD「SOLIDWORKS」のデータを基にしたプログラム作成にも対応し、2D/3DのCADデータを生かした効率的なプログラム作成もできる。
さらに、世代ごとに形式が異なるマザトロール言語の相互変換機能も備えた。これまで対応が困難だった新世代から旧世代への言語変換が可能で、作成したプログラムの相互運用ができる。そのため、さまざまな世代のMAZATROLを使用するユーザーにとって、作業の大幅な効率化と生産性の向上が見込めるという。
Mastercam to Mazatrolは、Mastercamで作成した工具軌跡情報をマザトロール言語に変換・出力するポストプロセッサ。EIA/ISOオプションを搭載していない機械でも、Mastercamを利用して効率的に加工プログラムを作成できる。
価格は、CamLinkの基本モジュールが30万円からで、事業環境や規模に合わせたモジュールを組み合わせて購入できる。Mastercam to MAZATROLは、3軸加工用システム「3ax」が36万円で、他に、5軸加工や旋盤加工用プランにも対応するという。
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