ホンダは、FIA(国際自動車連盟)主催のフォーミュラ・ワン世界選手権レース(F1)に2015年シーズンから参戦するため開発を進めているパワーユニットの画像を初公開した。
ホンダは2014年10月1日、FIA(国際自動車連盟)主催のフォーミュラ・ワン世界選手権レース(以下、F1)に2015年シーズンから参戦するため開発を進めているパワーユニットの画像を初公開した。
また、同年10月2〜5日にかけて鈴鹿サーキットで開催されるF1の2014年シーズン第15戦「日本グランプリレース」に合わせて、サーキット内に設営したホンダブースへの来場者に、現在開発中のパワーユニットの最新映像をエンジン音とともに先行公開する。さらに10月6日からは、この映像をホンダのWebサイトやSNS上で公開する予定だ。
本田技術研究所の専務執行役員でF1プロジェクト総責任者を務める新井康久氏は、「2015年からの参戦に向け、2014年に移転したさくら(栃木県さくら市)の開発現場ではシミュレーションのみならず、エンジンにターボやエネルギー回生システムを結合し、本格的なベンチテストの段階に移行するなど、パワーユニットの開発は佳境を迎えている。また、英国ミルトンキーンズの活動拠点も本格的に稼働を開始した。いよいよ半年後に迫った参戦に向け、メンバーが一丸となって開発に集中しているので、どうか期待してほしい」と述べている。
同社は2013年5月、英国のF1チームであるMcLaren(マクラーレン)に向け、エンジンとエネルギー回生システムを開発、製造、供給するパワーユニットサプライヤとして、2015年シーズンから参戦することを発表。「東京モーターショー2013」のプレスカンファレンスでは、開発中のパワーユニットのエンジン音を披露していた。
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