ホンダは、2015年シーズンから復帰するF1レースの欧州活動拠点を、英国バッキンガム州ミルトンキーンズに置くと発表した。同拠点は、F1のみならず、世界ツーリングカー選手権(WTCC)をはじめ欧州におけるホンダのモータースポーツ活動拠点としての役割も担う。
ホンダは2013年7月11日、2015年シーズンから参戦するFIA(国際自動車連盟)主催のフォーミュラ・ワン世界選手権レース(以下、F1)の欧州活動拠点を、英国バッキンガム州ミルトンキーンズに置くと発表した。同社は2013年5月、英国チームのMcLarenに、エンジンとエネルギー回生システムを開発、製造、供給するパワーユニットサプライヤとして復帰すると発表していた(関連記事:ホンダのF1復帰はハイブリッド化する新型「NSX」投入の布石か)。
この拠点は、無限ブランドでホンダ車のアフターパーツの製造/販売やレース用エンジンの製造を手掛けるM-TECの欧州法人MUGEN EUROの新社屋内に設置される。
ホンダは、2014年6月から稼働を始める同拠点を基盤として、欧州でのF1レース活動における体制構築を進める。エンジンを含めたパワーユニットの開発は、本田技術研究所の四輪R&Dセンター(栃木県宇都宮市)で行うものの、リビルドやメンテナンス、サーキットサービスは欧州拠点で行うことになる。
また、この拠点は、F1のみならず、世界ツーリングカー選手権(WTCC)をはじめ欧州におけるホンダのモータースポーツ活動拠点としての役割も担うという。
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