設立する合弁会社は、中国江蘇省大豊市で真空熱処理炉装置の営業、設計、製造、販売およびアフターサービスを展開する。
IHIは2014年6月18日、子会社であるIHI機械システム(IMS)が中国における熱処理設備製造大手の江蘇豊東熱技術(豊東公司)と、真空熱処理装置の生産・販売拠点となる合弁会社設立に契約調印したと発表した。
今回の合弁事業は、今後も成長が見込まれる中国市場において、さらなる事業拡大を目的としたもの。会社名は「江蘇石川島豊東真空技術(Jiangsu IHI Fengdong Vacuum Technology)」。設立は2014年9月を予定し、本社は中国江蘇省大豊市を所在地とする。資本金は3000万元(約5億円)、IMSと豊東公司が50%ずつ出資する。事業内容は真空熱処理炉装置の営業、設計、製造、販売およびアフターサービスで、同年10月に稼働を開始する予定。
IHIグループの真空炉・真空浸炭炉は、国内市場シェアで1位。今回の合弁事業で同社は、アジア市場での真空熱処理装置のトップブランドの地位を一層強固なものにする狙いがある。
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