エン・ジャパンが転職コンサルタントを対象にした調査を発表。転職希望者が面接で失敗した理由、面接に向けてどのようなアドバイスが必要かを伝えている。
面接で失敗したケースの65%は「志望動機が明確でない」ことが要因で、転職希望者の88%には面接に向けてアドバイスが必要だ――。転職希望者を支援する転職コンサルタントは、このように考えているようだ。エン・ジャパンが2014年5月20日に発表した「転職活動で成功するポイント」についてのアンケート調査で明らかになった。
「転職希望者が面接で失敗するケース」として、転職コンサルタントが挙げたのは「志望動機が明確でない」(65%)、「企業研究が不足している」(51%)、「転職理由がまとまっていない」(49%)だった。
また転職コンサルタントに、企業での面接に向けて転職希望者にアドバイスする必要があるかどうかと尋ねたところ、「アドバイスが必要な転職希望者が多い」(44%)、「どちらかと言えばアドバイスが必要な転職希望者が多い」(44%)という回答が戻ってきた。
それでは、転職コンサルタントは実際に、どのようなアドバイスを送っているのだろうか。同調査によると「企業が重視しているポイント」(68%)、「転職理由の内容・伝え方」(60%)、「志望動機の内容・伝え方」(60%)といった点を助言することが多いという。
「企業が重視しているポイント」については、求人企業が求める人物像や想定される質問を伝え、転職希望者が面接でどう受け答えすべきかと助言しているとのこと。エン・ジャパンは「転職理由」については、「面接だからといってあまり着飾りすぎず、自身について正直に伝えることも、選考を進めるためには重要」とし、「志望動機」については、「きちんと自分のキャリアイメージを持ち、強み弱みを認識した上で、応募企業でどう活躍できるのかを具体的に語ることが求められる」と分析している。
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