コイルとバネを誘導型センサーとして使用した業界初のインダクタンス/デジタル・コンバータ(LDC)「LDC1000」を発表。1000個受注時の単価(参考価格)は2.95ドル。
日本テキサス・インスツルメンツは2013年9月17日、コイルとバネを誘導型センサーとして使用した業界初のインダクタンス/デジタル・コンバータ(LDC)「LDC1000」を発表した。既存のセンサー技術と比較し、分解能・信頼性・設計自由度を向上。システム価格を低減させる。
LDC1000は、16ビットの共振インピーダンスと24ビットのインダクタンス値により、位置の変位検出で、サブミクロン単位の分解能を実現。また、オイル・塵埃など、機器の製品寿命を縮める非導電性汚染物質の影響を受けない非接触型センサーを実現する。タービン流量計や高速モータ/ギアコントローラなどの産業機器をはじめとした幅広い市場で使用できる。さらに、プリント基板を設置できない、電子回路から離れた場所にセンサー配置が可能。低価格のセンサーとターゲットを使用し、磁石を不要にした。
4×5mmの16ピンSONパッケージで供給中。1000個受注時の単価(参考価格)は2.95ドルである。
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