東陽テクニカは、同社が国内販売を手掛けるProgramming Researchのソースコード静的解析ツール「QA・C」が、2013年3月18日に発行されたばかりの最新のコーディングガイドライン「MISRA C:2012」をサポートすると発表した。
東陽テクニカは、同社が国内販売を手掛ける、英国のツールベンダー・Programming Researchのソースコード静的解析ツール「QA・C」が、組み込みソフトウェアをC言語でプログラミングする際のコーディングガイドライン「MISRA C:2012」をサポートすることを発表した。MISRA C:2012は、2013年3月18日に正式発行されたばかりの最新規格である。
MISRA Cは、C言語を用いたソフトウェア開発で幅広く利用されているコーディングガイドラインである。1998年に発行された初版の「MISRA C:1998」は車載ソフトウェア向けに開発されたが、最新のMISRA C:2012の策定では、自動車以外にも、航空宇宙、軍事、医療、プロセス制御といった幅広い分野の技術者が参加したという。
MISRA C:2012は、2004年に発行された「MISRA C:2004」ではカバーしていなかった、1999年発行のC言語の規格書「C99」に対応している。加えて、幾つかの追加ルールと、ガイドラインの理解しやすさと使いやすさを向上するための幅広い改善も盛り込まれている。
QA・Cは、MISRA C:2004への適合度を評価するのに適した静的解析ツールとして知られている。また、自動車向け機能安全規格であるISO 26262に準拠したツールとして、第三者認証機関の認証も取得している。
MISRA C:2012への対応は、最新バージョンの8.1で、適合度を評価するためのモジュールを提供することで行う予定だ。
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