ニュース
3D図面が参照できる無償ビュワーの最新版を提供開始:メカ設計ニュース
ラティス・テクノロジーは、3D CADを利用せずに、XVLに変換されたセマンティックPMIの3D図面情報を閲覧できる無償ビュワーの最新版「XVL Player/XVL Player 64-bit Edition Ver.23.0」の提供を開始した。
ラティス・テクノロジーは2023年2月22日、3D CADを利用せずに、XVLに変換されたセマンティックPMIの3D図面情報を閲覧できる無償ビュワーの最新版「XVL Player/XVL Player 64-bit Edition Ver.23.0」の提供を開始した。超軽量3DのXVL上で、誰でも手軽に図面と同等の情報を参照可能で、正しく設計意図を把握できる。
2022年12月に発表した変換ツール「XVL Converter Advanced」では、セマンティックPMIとして、ダッソー・システムズの「CATIA V5」で設定した設計情報をXVLデータに変換できる。XVL Player Ver.23.0を生産技術や製造部門、仕入れ先などが利用することで、分かりやすい3D情報として設計情報を確認できる。
設計部門は3D設計後の2D図面作成業務がなくなり、関係者に設計意図を正しく伝えられるため、問い合わせを削減できる。また、関係者が3Dで正確な設計情報を把握でき、手戻りの削減につながる。関係者へ3D図面を一度に送れるため、生産のリードタイム短縮にもつながる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 2D図面から3D図面主体の製造プロセスへ、DXを推進する変換ツールを発売
ラティス・テクノロジーは、2D図面主体の製造プロセスをデジタル3D図面主体のプロセスに変換するツール「XVL Converter Advanced」を発売した。XVLで3D図面を表現するため、設計意図をビジュアルで正確に伝えたり、確認したりできる。 - Azure Kinect DKを活用した“疑似MR”機能を搭載する「XVL VR Plus」の最新版
ラティス・テクノロジーは、デジタル擦り合わせを支援する製造業向けソリューション「XVL Studio VR Plus オプション」(以下、XVL VR Plus)の最新バージョンの提供を2022年11月21日から開始すると発表した。 - 電装設計CADと3D配索検討ツールを導入、ハーネス製造プロセスを効率化
図研の電装設計CAD「E3.series」と3D配索検討ツール「XVL Studio WR」を、臨床検査機器メーカーのエイアンドティーが導入した。ハーネス図の自動作成や、配線図とハーネス図の整合性の確保に寄与する。 - VR検証でワイヤレス/出張レス/コントローラーレスを実現する機能を強化
ラティス・テクノロジーは、バーチャル検証によるデジタル擦り合わせを支援する製造業向け「XVL Studio VR」において、生産技術領域向けに機能強化した最新の「VR Plus オプション」を、2022年4月18日から提供開始すると発表した。 - 生産設備検証の完全実機レスシミュレーションを可能にする新オプション
ラティス・テクノロジーは、設備開発用3D制御シミュレーターソフト「XVL Vmech Simulator」の新オプション「MELSEC GX Works Sim for Vmech」の提供を開始した。三菱電機のPLCと直接連携し、完全実機レスシミュレーションが可能になる。 - HTCとラティス・テクノロジーが製造領域におけるVR検証の普及拡大に向けて協業
HTC NIPPONは製造領域におけるVR検証において、ラティス・テクノロジーと協業を開始。ラティスの「XVL Studio VR オプション」の最新バージョンで、HTCの「VIVE 商用向けリモートレンダリングソリューション」をサポートする機能をβ版として提供する。