STLインポートが最大2.5倍速に リバースエンジニアリングソフトの最新版3Dスキャナーニュース

システムクリエイトは、KVS製リバースエンジニアリングソフトウェアの最新版「QUICKSURFACE 2025」を発表した。STLインポートが最大2.5倍速になった他、データ処理を効率化する数々の新機能を搭載する。

» 2024年12月25日 09時00分 公開
[MONOist]

 システムクリエイトは2024年12月11日、3Dスキャンデータから正確なCADモデルを作成する、KVS製リバースエンジニアリングソフトウェア「QUICKSURFACE」の最新版「QUICKSURFACE 2025」を発表した。

リバースエンジニアリングソフトウェア「QUICKSURFACE 2025」 リバースエンジニアリングソフトウェア「QUICKSURFACE 2025」[クリックで拡大] 出所:システムクリエイト

 QUICKSURFACE 2025は、STLデータのインポートが最大2.5倍高速になり、大容量のSTLを高速で読み込める。また、スキャンデータを段階的に調整するガイド機能「Prepare Scan Wizard」を搭載し、容易かつ効率的にデータを準備できる。

スキャンデータを段階的に調整する「Prepare Scan Wizard」機能 スキャンデータを段階的に調整する「Prepare Scan Wizard」機能[クリックで拡大] 出所:システムクリエイト

 さらに、曲率に基づいて必要な箇所のみを分割できる「セグメンテーション」機能を備える。リアルタイム調整で、形状を効率的に抽出できる。

「セグメンテーション」機能 「セグメンテーション」機能[クリックで拡大] 出所:システムクリエイト

 「Sketch Assist」機能は、スキャン断面から自動でスケッチを作成できるため、設計の作業を省力化するとともに、精度向上に寄与する。

「Sketch Assist」機能 「Sketch Assist」機能[クリックで拡大] 出所:システムクリエイト

 「Roll/Unroll」機能は、複雑な曲面を平面化して展開し、2Dスケッチを元の形状に戻せる。また、Class Aサーフェスに対応し、自動車や航空分野で要求される滑らかな局面のClass A(G3連続)サーフェスを作成できる。さらに、境界線の一部を滑らかにして鋭角部分を維持できる「境界エディット機能」が、ハイブリッドモデリングの効率を高める。

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