bestatは、リコーの「RICOH360」プラットフォームおよび360度カメラ「RICOH THETA」と連携し、高品質な3Dモデルの生成/活用技術の提供を開始。360度カメラで撮影したデータをデジタルツインの構築に活用できるようになる。
bestatは2024年12月2日、リコーの「RICOH360」プラットフォームおよび360度カメラ「RICOH THETA」と連携し、高品質な3Dモデルの生成/活用技術の提供を開始することを発表した。
これにより、「RICOH THETA X」や「RICOH THETA Z1」を所有する事業者は、精緻な3Dデータの生成、活用、管理を自社内で行えるようになり、デジタルツインを業務プロセスの一環として容易に取り入れることができる。
一般的に、業務での活用を前提としたデジタルツインを構築するには、精緻な3Dデータが必要であり、既存の無償アプリケーションなどを用いた手法では、形状とテクスチャーの精度が不十分で、大幅な手直しが必要となる。加えて、デジタルツインを業務プロセスの一環として推進するには、高精度な3Dデータを素早く作成できるCGモデラー(専門スキルを持つ人材)が求められる。
こうした課題に対し、bestatは東京大学発のAI(人工知能)アルゴリズムを用いた独自のクラウド型ソフトウェア「3D.Core」を開発、提供。写真や動画、点群データから3Dデータへの自動生成、デジタルツインの構築に適したデータへの自動変換、一元管理、活用までをワンストップで支援する。建設現場などで導入が進むRICOH THETAとの連携により、360度カメラで撮影したデータをデジタルツインの構築に活用できるようになる。
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