サイバーキャブは、サービス提供を開始したオースティンにある工場「ギガファクトリーテキサス」で2026年4月21日から生産されている。複数のサブアセンブリを同時並行で作り最後に結合する「アンボックス(unboxed)」方式を採用しており、車体を1本のラインで組み上げる従来の方式よりも高速かつ効率良く生産でき、工場の面積も大幅に削減できるという。また、車体前後のパーツの製造にはギガキャストを用いている。
また、サイバーキャブの車体の外板は樹脂製となっている。専用色である金色の「グリーミングゴールド(Gleaming Gold)」は、射出成形時にパネルと一体化して色付けしており塗装工程を必要としない。これにより塗装スペースも削減している。
サイバーキャブの自動運転技術は、「モデル3」や「モデルY」といった現行のテスラ車両に搭載されている「FSD(Full Self-Driving)」と同じシステムを用いている。センサーは、フロント3個、フェンダー2個、Bピラー2個、リア1個から成る8個のカメラのみで、これらのセンサーデータを処理するハードウェアや、AIモデルに基づくアルゴリズムなどのソフトウェアも共通している。橋本氏は「高価なセンサーを積まないという判断はコスト削減のためだけではない。誰もが買える価格でなければ技術は世の中を変えられないという、テスラの一貫したポリシーだ」と強調する。
Tesla Japanは、FSDを用いた自動運転による公道でのテスト走行を2025年8月から開始している。「2026年内に市販車に実装するという目標は現在も変わっていない。もちろん、法規制と当社の安全基準の両方を満たした上で初めてお届けできるものだ。急ぐつもりはあるが、急くことで安全性を落とすこともしない」(橋本氏)。
なお、Tesla Japanは、今回の報道公開を皮切りに、2026年9月11〜28日に東京、大阪、名古屋の4会場でサイバーキャブの実車を披露する「Cybercab Japan Tour」を開催する。ただし、サイバーキャブによるロボタクシーのサービス提供については「決まったことは何もない」(Tesla Japanの説明員)とのことだった。
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