タムロンがレーザー溶接加工分野参入へ、加工ヘッドとビームプロファイラを開発FAニュース

タムロンは、レーザー溶接加工ソリューション分野への新規参入を目指して開発中の「ビームプロファイラ」の実機を「2026国際ウエルディングショー」に参考出展すると発表した。

» 2026年09月08日 06時30分 公開
[長沢正博MONOist]

この記事の3行要約

  • タムロンがレーザー溶接加工ソリューション分野参入すると発表
  • 「ビームプロファイラ」と「レーザー加工ヘッド」を2027年中に投入
  • 「2026国際ウエルディングショー」に「ビームプロファイラ」を参考出展

 タムロンは2026年9月7日、レーザー溶接加工ソリューション分野への新規参入を目指して開発中の「ビームプロファイラ」の実機を、「2026国際ウエルディングショー」(同年9月16〜19日、東京ビッグサイト)に展示すると発表した。

開発中の「ビームプロファイラ」 開発中の「ビームプロファイラ」[クリックで拡大]出所:タムロン

 近年、医療機器や精密機器の小型化、高性能化の進行に伴い、溶接現場においても難易度の高い、銅やアルミニウムなど軽板、異種金属を溶接するニーズが高まっている。だが、レーザー溶接加工は、同じ出力条件であっても、照射ポイントにおけるレーザービームの焦点位置や空間強度分布(ビームプロファイル)が変化すると、加工ムラや焦点ズレ、飛散物(スパッタ)が発生し、均一な品質を保てない点が大きな課題となっていた。

 そこでタムロンは、長年培ってきた光学技術を駆使し、レーザービーム径や熱分布の状態などレーザービームの状態をリアルタイムで計測/可視化する「ビームプロファイラ」の開発を進めてきた。

開発中の「レーザー加工ヘッド」 開発中の「レーザー加工ヘッド」[クリックで拡大]出所:タムロン

 さらに要素技術である高出力レーザー用光学技術を用いた「レーザー加工ヘッド」の開発も進めており、2027年中をめどに、「ビームプロファイラ」と「レーザー加工ヘッド」の2製品を発売し、レーザー溶接加工ソリューション分野へ新規参入を目指している。なお、「2026国際ウエルディングショー」では、機械商社のナ・デックスのブースにて「ビームプロファイラ」を参考展示する。

 タムロンは、2026年2月に新長期ビジョン「撮り、測り、つなぐ。人と自然の健康を創造する企業へ」を発表しており、従来の光学部品の供給にとどまらない、光学システムおよびサービスまでを包括的に提供する「総合光学・センシングソリューション企業」への変革を推進している。

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