富士通は、2026年夏に提供開始予定のNVIDIAの次世代GPU「Rubin」に対応する国産ハイエンドAIサーバの新モデルを、同年秋の製造開始に向けて開発を進めていると明かした。Rubinは、現行のBlackwell世代を大きく上回るAI処理性能と電力効率を実現する次世代アーキテクチャとして期待が高まっている。
半導体やAI関連部材の調達難や価格変動は引き続き課題となっているが、確実な調達ルートを継続的に開拓し、国内の顧客へ安心で安全なAIインフラを安定して供給する体制を整えているという。
オンプレミス向け生成AI基盤としては「Private AI Platform on PRIMERGY」を提供している。インターネット接続不要で、機密データを守りながらAgentic AIなどを実行できる基盤だ。サーバにアプリやLLMを構築済みのReadyモデルとして提供するため、顧客はすぐに運用を開始できることが特徴だ。システム構成は、少人数向けで1000万円程度のエントリーモデルから、官公庁などで求められる同時リクエスト数200超に対応した数千万円規模のハイエンドモデルまで、用途や規模に応じて4段階から選択可能だ。
富士通は、こうしたメイドインジャパンのAIサーバやオンプレミス向けのLLM基盤、ストレージ、ネットワークスイッチなどを組み合わせた、ソブリンAI基盤の拡充を進めている。「これらソブリンAI関連製品を、2025年度には約58社に導入し、2026年度は現時点で200社ほどから引き合いが来ている」(同説明員)。製造業や金融業、ヘルスケア分野、官公庁などを中心にこうした基盤の導入が広がっているという。
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