続いて、企業に「AIの利用で完成度が高い履歴書や職務経歴書が標準化する中、書類選考で候補者を見極めることが難しくなったと感じますか」と尋ねた。その結果、「非常にそう感じる」が19.0%、「やや感じる」が51.9%となった。
AIによるマッチング精度が向上した場合も、候補者一人一人と対話する必要性が残ると思うかについては、企業の38.0%が「非常にそう感じる」、48.5%が「やや感じる」と回答した。AIの精度が向上した場合も、候補者一人一人との対話は必要と考える人が約9割を占めている。
AIによる効率化を受けて、人間が時間をかけて注力すべき業務は、「候補者との面談、面接」が59.5%で最多となった。次いで「スカウト文面の作成、ブラッシュアップ」が30.1%となっている。
また、求職者に対し、「応募先企業と人間同士の深い対話をすることで、企業への志望度が上がることはあると思いますか」と尋ねたところ、31.3%が「あると思う」、51.9%が「まああると思う」と回答した。
企業との対話の中で企業への志望度が上がる瞬間は、「自分の経歴に基づいた、定型文ではない丁寧なメッセージをくれた時」(58.6%)が最も多かった。次いで「会社の良い面だけでなく、課題やリスクも正直に話してくれた時」(46.6%)となっている。誠実さや透明性、個別性の高さが好感につながるようだ。
同社は今回の調査結果を受けて、AIによる効率化が進むほど、候補者一人一人に向き合い個別最適化した質の高い体験を提供できるかが、採用活動の成否を分けると分析している。
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