AIエージェントを「既に活用」は11%、今後の期待は「設計/開発」用途に集中MONOist読者調査(1/2 ページ)

MONOistは「製造業のAIエージェント活用実態調査」を実施した。調査期間は2026年2月12日〜3月2日で、有効回答数は328件だった。本稿ではその内容の一部を抜粋して紹介する。

» 2026年04月23日 12時30分 公開
[MONOist]

 MONOist編集部は「製造業のAIエージェント活用実態調査」を実施した。調査期間は2026年2月12日〜3月2日で、有効回答数は328件だった。本稿ではその内容の一部を抜粋して紹介する。

調査概要 製造業のAIエージェント活用実態調査

 本調査ではMONOistが発行するメールマガジンの読者を対象に、「製造業のAIエージェント活用実態」についてアンケート調査を行った。調査期間は2026年2月12日〜3月2日で、有効回答数は328件だった。

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AIエージェントの活用は「情報収集中」が最多、「既に活用」は11%

 AIエージェントの活用段階について聞いたところ、最も多いのは「情報収集中/検討段階」で33.7%の回答を集めた。次いで「関心はあるが具体的な検討はしていない」が32.5%となっている。一方で「既に業務で本格活用している」が11.0%、「PoC(概念実証)/試験導入中」が14.1%と、約4分の1が既に何らかの形で活用を始めている状況が分かった。指示によって動く生成AIとは異なり、AIエージェントは一部で自動化を伴うため、業務に組み込んでの活用には慎重な姿勢が見られる。

photo AIエージェントの活用段階[クリックで拡大] 出所:MONOist編集部「製造業のAIエージェント活用実態調査」

今後活用が期待される専門領域は「設計/開発」がダントツに多い

 AIエージェントの活用(している)領域および今後の活用を期待する領域について聞いたところ、最も多かった回答は「設計/開発(仕様検討、設計補助、レビュー)」で55.7%の回答を占めた。次いで、現在も使用が進んでいる「間接業務(資料作成、報告、問い合わせ対応)」が54.7%で続いている。

photo AIエージェントの活用用途[クリックで拡大] 出所:MONOist編集部「製造業のAIエージェント活用実態調査」

 モノづくり専門業務では「生産技術(工程設計、条件検討、ライン改善)」が26.0%、「製造現場(作業指示、異常対応支援)」が20.3%、「品質管理不良解析」が18.2%と一定比率を占めたが、「設計/開発」の回答比率の半分以下という結果となった。モノづくり専門業務においては「設計/開発」でのAIエージェント活用への期待が非常に高いことが分かる。

 製造現場に関する業務は、AIの学習の基盤となるデータがまだまだ不足しているところも多いが、設計/開発領域についてはCADやPLMなどで既に一定レベルのデータ管理が行われていることが要因だと考えられる。自由記述による具体的な業務活用イメージについては「不具合経験を含めた過去の設計ノウハウとの突き合わせによる効率的な設計作業」や「CADでの設計開発時に、要求する形状モデルに設計を自動で進めてもらう。構造解析も要求に満足するようにパラメータを自在に扱って進めてもらう」などが示された。

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