日本電気硝子の超薄板ガラス「Sonarion」を用いたスピーカー振動板が、フルレンジスピーカーユニットブランド「Feastrex」に採用された。専用のガラスに立体成形と特殊な化学強化処理を施し、音響素材に必要な特性を備えている。
日本電気硝子は2026年4月21日、同社の超薄板ガラス「Sonarion」を用いたスピーカー振動板が、フルレンジスピーカーユニットブランド「Feastrex(フィーストレックス)」に採用されたと発表した。
今回採用されたSonarion振動板は、台湾のGAIT(Glass Acoustic Innovations)と共同で開発。専用のガラスに立体成形と特殊な化学強化処理を施したことで、音響素材に必要となる特性を備えた。
紙や金属などの素材に比べて音の鳴り始めからピークに達するまでが速く、クリアに音が届く。また、素材が振動を効率的に吸収するため内部損失が大きく、素材の固有音が少ない。軽くて振動しやすいことから、繊細な音のニュアンスを正確に表現できる。
ガラス表面を化学処理で強化したことで、重低音の激しい振動にも耐えることができる。温度や湿度などの環境変化に強く、経年劣化もしにくい。
既に複数の音響ブランドで採用が進んでおり、オーディオ分野での活用が拡大している。
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