リニアマルチワイヤレス給電システム、移動中に複数受電部へ100W以上同時にFAニュース

ビー・アンド・プラスは、リニア形状の送電部に複数の受電部が移動しながら給電できる「リニアマルチワイヤレス給電システム」を公開した。移動体への連続的な電力供給により断線や摩耗などを低減する。

» 2026年04月20日 13時00分 公開
[MONOist]

 ビー・アンド・プラスは2026年4月7日、リニア形状の送電部に対して複数の受電部が直線移動しながら非接触で同時給電できる「リニアマルチワイヤレス給電システム」を公開した。受電部1台当たり100W以上の電力を供給可能で、移動体への連続的な電力供給により断線や摩耗などを低減する。

キャプション 「リニアマルチワイヤレス給電システム」展示デモ機の様子[クリックで拡大] 出所:ビー・アンド・プラス

 同システムの送電部は1m以上の長さで構成され、その上を移動する1台から複数台の受電部に対して途切れることなく非接触で電力を伝送する。リニアコンベヤーモジュールなどとの親和性が高く、移動体上のセンサーやアクチュエーターに安定した電力を供給する。

キャプション 送電部と受電部のイメージ[クリックで拡大] 出所:ビー・アンド・プラス

 出力電圧は5V、12V、24Vなど用途に合わせて設定できる。送電効率はシステム条件に応じて60〜90%を確保しており、省エネルギー性能と高出力を両立した。また、非接触の空間に異物が混入しても金属以外であれば給電動作に影響を与えない。

キャプション 非接触の空間に金属以外であれば異物が入っても影響ない[クリックで拡大] 出所:ビー・アンド・プラス

 導入時のサポート体制も整えており、日本国内で送電電力が50Wを超える場合に義務付けられている高周波利用設備の設置許可申請については、同社が無料で代行する。これにより、ユーザー側の事務的な負担を軽減し、大電力ワイヤレス給電の円滑な導入を支援する。

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