フィジカルAI開発支援に向け「Omniverse」や「Isaac Sim」のPoC環境を無償提供ロボット開発ニュース

NTTPCコミュニケーションズは、ロボティクスやフィジカルAI分野の技術開発を支援するため、「NVIDIA Omniverse」および「NVIDIA Isaac Sim」をサポートするPoC環境の無償提供を開始した。開発基盤の構築負担を軽減し、検証の迅速化を図る。

» 2026年04月16日 14時00分 公開
[MONOist]

 NTTPCコミュニケーションズは2026年3月31日、企業や研究機関によるロボティクスおよびフィジカルAI(人工知能)分野の技術開発を促進するため、「NVIDIA Omniverse」ライブラリや「NVIDIA Isaac Sim」フレームワークをサポートするPoC(概念実証)環境の無償提供を開始した。

 利用者は自社で高度な計算基盤を構築することなく、デジタルツイン上でのシミュレーションやAIモデルの学習を迅速に行えるようになる。同年8月31日までの期間限定で提供され、利用には事前のヒアリングや終了後のフィードバックへの協力が必要となる。なお、利用するソフトウェアのライセンスは原則として利用者が用意する形式をとる。

 提供される環境は、同社の「VDIクラウド for デジタルツイン」を活用したクラウド型VDI方式を採用。高性能GPUを搭載したNVIDIAのAIインフラを活用しており、物理シミュレーションなどの計算負荷が高い処理にも対応可能だ。これにより、専門的な知見が求められる環境構築の初期コストや工数を抑え、開発業務に集中できる体制を支援する。

 対象となるフィジカルAIは、物理環境を高精度に再現したバーチャル空間でロボットなどの学習を行い、実現場での自律的な動作や制御につなげる技術として、製造や物流、医療分野で注目を集めている。

 今後は、本施策を通じて得られた知見を開発企業と共有し、NVIDIAの技術進化を取り込みながらサービスの拡充を進める計画だ。NTTグループやパートナー企業とも連携し、デジタルツイン領域におけるAIソリューションの価値向上を目指す。

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