最大640台の同期制御、安川電機がベースマウント型マシンコントローラーFAニュース

安川電機は、最大640台のサーボモーターを同期制御できるベースマウント型マシンコントローラー「MPX1010」と、モーションユニット「SVF-12」を発売した。多軸化や多機能化が進む装置の性能向上に貢献する。

» 2026年04月16日 13時00分 公開
[MONOist]

 安川電機は2026年4月8日、マシンコントローラー「MPX1000」シリーズのラインアップを拡充し、最大640台のサーボモーターを同期制御できるベースマウント型の「MPX1010」と、モーションユニット「SVF-12」を発売した。

キャプション マシンコントローラー「MPX1010」 出所:安川電機
キャプション 左から、「MPX1010」用モーションユニット「SVF-11」と「SVF-12」 出所:安川電機

 MPX1010は、装置の多軸化や多機能化に対応するため、拡張性を大幅に高めたマシンコントローラーだ。

 CPUユニット「CPU-12U」は、MECHATROLINK-4を2回線備え、最大128局のサーボドライブやI/O機器を接続できる。ベースマウント構造を採用したことで、最大24台までのオプションユニットを接続可能。さらに、モーションユニットSVF-12を併用することで、最大640台のサーボモーターによる高精度な同期制御が可能となった。

 通信性能も強化しており、高速かつ大容量なオプションバス通信の採用により、従来モデル「MP3200」と比較して約4倍の通信速度を達成した。

 また、CPU-12UはEthernetを2ポート搭載。汎用Ethernet通信やEtherNet/IP通信として利用可能で、各種通信プロトコルにメッセージ通信が対応している。これにより、ユーザーアプリケーションを独自に作成することなく、簡便に利用できる仕様とした。

キャプション 左から、「MPX1310」用モーションモジュール「SVF-11M」と「SVF-12M」 出所:安川電機

 既存資産との互換性も確保しており、前シリーズの「MP2000」シリーズや「MP3000」シリーズのユーザーアプリケーションがそのまま使用可能だ。MECHATROLINK通信はMECHATROLINK-4とIIIの切り替えに対応しており、旧世代システムからの置き換えも容易に行える。さらに、多様なSLIO I/Oシリーズを本体に直接取り付けられ、バスカプラを介したリモートI/Oとしての分散配置にも対応する。

 MPX1000シリーズは、自動化ソリューションにデジタルデータのマネジメントを加えた同社が掲げるソリューションコンセプト「i3-Mechatronics(アイキューブメカトロニクス)」を実現するマシンコントローラーとして位置付けられている。

キャプション 「i3-Mechatronics」が実践された工場のイメージ[クリックで拡大] 出所:安川電機

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