カシオ計算機は、伝統工芸の漆塗り技術を最上位電卓「S100」シリーズに取り入れた特別モデル「S100X-JC1-U」を2026年4月9日に発売する。老舗越前漆器メーカー山久漆工の熟練塗師が1台ずつ手作業で仕上げ、世界650台限定で展開する。
カシオ計算機は2026年3月18日、日本の伝統工芸である漆塗り技術と同社電卓の最上位モデル「S100」シリーズを融合させた特別モデル「S100X-JC1-U」を同年4月9日に発売すると発表した。
同製品は、老舗越前漆器メーカーの山久漆工の熟練塗師が1台ずつ手作業で漆の塗装を施している。生産台数は世界限定650台(シリアルナンバー入り)で、メーカー希望小売価格(税込み)は9万9000円となる。
S100X-JC1-Uは、カシオ計算機のフラグシップ電卓「S100X」をベースに、日本を代表する伝統工芸である漆塗りを掛け合わせた特別モデルだ。同社の代表製品の一つである電卓と、長い歴史を持つ日本の漆文化を融合させることで、所有する喜び(※1:ニュースリリースでは「歓び」)を感じ、長く使用できる逸品を目指して開発したという。
福井県鯖江市の工房で1点ずつ仕上げられたボディーは、天然漆100%の深く濃いつやと格調高い佇まいが特徴だ。漆の木から採取した天然の樹液をろ過し、不純物を取り除いた生漆を原料に用いている。
精密加工したアルミニウム合金のボディーには、漆塗りの仕上げ方の一つである溜塗を施した。赤色の下地に半透明なあめ色の漆を重ねることで、深みのある赤茶色やえんじ色を生み出している。
漆塗りの工程や乾燥を経て、山形カシオで組み立てを行い、1カ月以上の製造期間をかけて仕上げている。
ベースとなるS100シリーズは、カシオ計算機の電卓で唯一、山形カシオでの国内生産を行っているモデルだ。液晶は低反射/高コントラストで、さまざまな光源下でも数字が鮮明に表示される。液晶の文字色には、万年筆のインクをイメージした上品な紺を採用している。
S100X-JC1-U用の特別仕様パッケージは、芯材を用いた堅牢(けんろう)な箱に、深みのある黒地に伝統的な金模様をあしらい、同社のロゴには金箔(きんぱく)押しを施している。
同社は「驚きを身近にする力で、ひとりひとりに今日を超える歓びを。」というパーパスの下、これまで世の中にはない新たな価値を生み出してきたという。今後も電卓事業において、計算機能の追求だけでなく、使う人に喜び(※1)と誇りをもたらすデザインを追求していくとしている。
指にはめる極小「G-SHOCK」爆誕 10分の1サイズに耐衝撃構造や20気圧防水も
生成AI活用で進化するG-SHOCK 独創的なフレーム構造の「MTG-B4000」が登場
G-SHOCK初採用の「タフシリコーンバンド」は2つの開発テーマの融合で生まれた
文字の視認性をデジタルで定量評価、使いやすさを追求するカシオの関数電卓
G-SHOCK 40周年モデルはパッケージもとことんエコ、カシオの環境配慮への取り組み
CAEで理想のデザインを追求、カシオが電子ピアノの新モデル開発で実践Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
メカ設計の記事ランキング