指にはめる極小「G-SHOCK」爆誕 10分の1サイズに耐衝撃構造や20気圧防水も：デザインの力

カシオ計算機は、腕時計ブランド「G-SHOCK」の新製品として、歴代最小となる指輪サイズに耐衝撃構造と20気圧防水を搭載した「G-SHOCK Nano 5600 シリーズ（DWN-5600）」を発表。2025年11月8日から販売を開始する。

[八木沢篤，MONOist]

　カシオ計算機は2025年10月21日、耐衝撃性能を備えた腕時計ブランド「G-SHOCK」の新製品として、歴代最小となる指輪サイズに耐衝撃構造と20気圧防水を搭載した「G-SHOCK Nano 5600 シリーズ（DWN-5600）」を発表した。同年11月8日から販売を開始する。メーカー希望小売価格（税込み）は1万4300円。

カシオ計算機は指輪サイズに耐衝撃構造と20気圧防水を搭載したG-SHOCKの新製品「DWN-5600」を発表した［クリックで拡大］ 出所：カシオ計算機

　同社は「驚きを身近にする力で、ひとりひとりに今日を超える歓びを。」というパーパスの下、2024年12月に時計機能を備えたリングウォッチ「CRW-001」を発売するなど、時計の新たな可能性を広げるモノづくりに挑戦してきた。

G-SHOCKの約10分の1サイズに、耐衝撃構造と20気圧防水を搭載

　今回発表したDWN-5600は、スクエアタイプのG-SHOCK「DW-5600UE」の約10分の1サイズながら、G-SHOCKを象徴する耐衝撃構造と20気圧防水を備えた指輪型の小型時計だ。

G-SHOCK「DW-5600UE」の約10分の1サイズに、耐衝撃構造と20気圧防水を搭載する「DWN-5600」［クリックで拡大］ 出所：カシオ計算機

　筐体デザインは、G-SHOCK初号機の角型フォルムを継承する「5600シリーズ」のデザインをベースに、23.4×20×7.5mmのケースサイズに落とし込んだ。電池を含む小型部品の採用と、高密度実装技術によって狭小スペースへの緻密な配置を行い、指輪サイズでの耐衝撃構造を実現している。

　ベゼルやバンドなどの樹脂部品には、バイオマスプラスチックを採用し、射出成形技術によって複雑な造形を細部まで忠実に再現している。バンド部にはサイズ調整用の穴が設けられており、一般的な樹脂モデルのG-SHOCKと同様に、装着する指のサイズに合わせた自由な調整が可能である。また、ボタンやバックル、裏蓋の素材にもこだわり、通常のG-SHOCKと同じステンレスを採用している。

　表示部は、5600シリーズと同様に6桁表示のデジタル液晶を搭載。時／分／秒の表示、カレンダー、ストップウォッチ、異なる時刻を2つ同時に表示できるデュアルタイムに対応する他、LEDバックライトも備える。

「DWN-5600」のカラーバリエーション。左からブラック（DWN-5600-1）、レッド（DWN-5600-4）、イエロー（DWN-5600-9）［クリックで拡大］ 出所：カシオ計算機

　カラーはブラック（DWN-5600-1）、レッド（DWN-5600-4）、イエロー（DWN-5600-9）の3色展開。付属品として、コレクションボックスをイメージしたスペシャルパッケージの他、G-SHOCKの「G」マークをかたどったディスプレイ用スタンドも同梱する。

（左）コレクションボックスをイメージしたスペシャルパッケージ／（右）ディスプレイ用スタンド［クリックで拡大］ 出所：カシオ計算機

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