明電舎と岡野バルブ製造は、発電所などの大規模プラントにおけるバルブの状態監視および予知保全に関する協業の検討を開始した。両社のサービスや技術を融合し、スマート保安の高度化を目指す。
明電舎と岡野バルブ製造は2025年12月23日、発電所などの大規模プラントにおけるバルブの状態監視および予知保全に関する協業の検討を開始したと発表した。
火力や原子力などの発電施設において、流体の制御に大きく関わるバルブは安全かつ効率的な運用のための重要部品だ。しかし、これまで定期点検は人に依存しており、突発的な故障を防ぐための状態把握がリアルタイムでできないことが課題だった。
同協業では、明電舎のAI(人工知能)による回転機診断サービス「REMOTIER(リモーティア)」と、岡野バルブ製造の遠隔診断技術「VQ-ORCL(VQ-オラクル)」を融合し、スマート保安を高度化する新サービスを創出。プラントのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に寄与する。
具体的には、REMOTIERが回転機の電流や電圧を高周波計測し、AIを用いてエッジコンピュータとクラウドで回転機の状況を解析する。さらに、数万台の診断実績やノウハウを有するVQ-ORCL技術で、バルブの状態を分解せずに遠隔診断できるため、異常の早期発見や最適なタイミングでのメンテナンスが可能になる。
両社は、2026年1月21〜23日に東京ビッグサイトで開催される展示会「ファクトリーイノベーションWeek2026」に出展し、同サービスの詳細を紹介する。なお、新サービスの提供開始は2026年度末を予定している。
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